【twst】監督生が帰ったらしい【男主】 (ページ2)

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目が覚めたら、そこは雪の中だった。
何か壮大な夢を見た気がする。
……内容は覚えていないけど。

「おい、A！……救急車かぁ？」

「んん……？」

「あぁ、やっと目が覚めたか……
お前大丈夫か？雪に埋もれてたぞ！」

「寝てたみたい……」

「お気楽だなぁ」

自分と同じく、黒い学ランを来ている人物が一人。
曰く、俺はここで埋もれていたらしい。

「あ、そうだ。今日英語の小テストあるんだっけか？」

先程の人物が思い出したように、口を開く。

「え、なにそれ。知らない」

「小テストって言ってもなぁ。確か、先生の質問に答えるだけだと聞いたよ」

まじか。
生憎、俺は英語が苦手だ。
だって俺は日本人だし？しょうがないのでは？？

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「じゃあ、次は加茂くんね。
What can you do?(あなたはなにができますか)」

「えっと……
I can use magic(私は魔法を使うことができます)」

自分でも、なんでこれを言ったのかがわからない。
ただ、身体が慣れているようにするりと出てきてしまっただけで。

「え、Aは魔法使えんのかよー」

「これ事実言わなきゃ駄目なんだぞー？」

「いや……えーーっと……」

先生が苦笑いをしながらokと答えてくれた。
なんでこんなにひどい対応をされなきゃいけないんだ。

……魔法を使えることは、おかしいことか？