25、秘密 ページ29
何が出たのだろう。
グリム君と二人で走り出すが歩くこともままならない私が追い付けるわけもなく距離はどんどん離れ
ていく。
とうとうグリム君の姿が見えなくなった頃、今度はグリム君の叫び声が聞こえた。
「ギャー――――!!!おおお・・・お化けえぇぇぇ!」
お化け・・・
ゴーストさん達のことか。
ようやく追いつくとそこにはぶるぶる震えながら火を吐くグリム君の姿。
・・・・正直二人の反応がすごく面白い。
「どこ見てるんだぁ?」
「こっちだこっちだ!ヒーッヒッヒ!」
「ちくしょー!出たり消えたりするんじゃねー!」
ゴーストさん達が揶揄うと
「キーーーッ!」
と、跳ね上がるグリム君。
あ〜あ。
怒り勝って怖がらなくなってしまった。
「このままじゃ火事になっちゃう・・・ってあれ?火が出る時、目を閉じちゃってる?」
先程まで怯えていたユウも一周回って冷静になっている。
な〜んだ。
つまらないな。
・・・・なんて、彼らの怖がっている顔が見れないことに残念さを感じた事は内緒だ。
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クルル(プロフ) - 麗さん» ご報告ありがとうございます・・・!今後も見つけたら行って下さるとありがたいです。 (2021年1月29日 11時) (レス) id: 5254ebaae5 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 44ページ (人2) と変換出来てないところあります (2021年1月29日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
クルル(プロフ) - マーニャさんに褒めて頂けるなんて光栄です!更新遅いですがこれからもよろしくお願いします! (2020年7月26日 19時) (レス) id: 5254ebaae5 (このIDを非表示/違反報告)
マーニャ(プロフ) - コメント失礼します!すっごい素敵なお話で心が満たされています。こんな作品を作ってくださった作者様に感謝です!これからも頑張ってください! (2020年7月26日 7時) (レス) id: 797d2622a3 (このIDを非表示/違反報告)
クルル(プロフ) - こちらもよろしくお願いいたします。『陸に恋した人魚姫』(番外編)https://uranai.nosv.org/u.php/novel/1125kururu0/ (2020年4月29日 21時) (レス) id: c58f3a9ef4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クルル | 作成日時:2020年4月15日 18時