天才 ページ38
初校長「そうかい...
あの後色々調べてみたんだけど
そのアリスは時間使いのアリスと言うらしいよ」
初校長は手元にある古い資料を見ながら言った。
私も読もうとして覗きこんだが、
文字の形も古く私には読めなかった。
柚希「時間使いってことは..
止めるだけじゃなくて戻したり進めたりもできるの？」
初校長「それはだめだよ！」
初校長はいきなり大きな声を出して私を止めた。
びっくりして思わずはねあがる。
初校長「あぁ..驚かせて悪かったね
私も途中までしかよめてないから分からないけど
このアリスは代償が大きいらしい」
柚希「代償ってどんな...？」
初校長「身体の不調や精神的不安定
ほかの字はかすれててよく分からないけど
大...思.で...?なんて書かれてたんだろう」
代償か...
ちょっと怖いな。と思いつつも
使いこなしてみたいという好奇心もあった
柚希「そっかー
でも何で私はこのアリスが使えなのかなー
一回使えたのに」
初校長「難易度の高いアリスだからね
私も長い間生きてきたけど君のアリスは見たことがないよ」
柚希「へぇー。じゃあ私100年に一度の天才かも！」
初校長「バカだなぁ
本当の天才は、そういうことを自分で言わないの」
眉間をつんっとおされ笑われた。
くそぉ..自分が優秀だからって人をバカにして...
柚希「バカって言った方がバカなんだからね
なんかアドバイスちょうだいよ」
初校長「そうだなー
時間を操作するのに大切なことってなんだと思う？」
柚希「えー分かんないよ」
初校長「時間の流れを意識することだよ。
この懐中時計をあげるから
これで意識してアリス使ったらうまくいくかもね」
そういって手の上に猫と月が彫られた懐中時計をおいた
柚希「ありがとうね」ﾆｺｯ
初校長は皆に嫌われていて、実際性格が悪いところもあるけど...
何故か私には優しいのだ。
それが異性としてではないのは目に見えてわかる。
だから、余計何故なのかが分からなくて....
きっと時々見せる寂しそうな顔とも何か関係があるのだろう。
私が、初校長にお礼をいっていた
その時ドアが大きな音をたてて開いた。
先生だった。
とても怖い顔をしていて柚香と月も後ろにいた。
泉「校長
その汚い手を離してください
俺の生徒から
どうか。お願いします」
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チョココロネ♪(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます！これからも元気に更進し続けていくので楽しみにしていてください！ (2022年3月12日 10時) (
レス) id: e490a6c464 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - めちゃくちゃ面白すぎて一気読みしてしまいました！体に気をつけて無理せず更新頑張って下さい！応援しています！ (2022年3月10日 16時) (レス) @page4 id: 1506d29af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョココロネ♪ | 作成日時：2022年2月18日 23時
