過去の旅 ページ23
プルルルル...ｶﾞﾁｬｯ
高校長「高等部...」
神野「おたくの弟さん今すぐそちらに引き取っていただきたいっ‼」(怒)
電話は神野からの苦情だった。
ここ１週間つもりに積もった物だ。
高校長はすかさず電話の線ごと引き抜く
神野「....ﾁｯ」ﾂｰﾂｰ
神野「貴方という人は...この前の梯子女生徒つれ回し事件といい
今日の就任式の挨拶といい..」
泉水「イエーイ！お前ら！
俺は自己紹介なんてちんたらタルイ事はしねぇぜ
俺は歌でてめぇの魂の叫びをのせる！
俺の魂に触れな！」
神野「アホか！！
貴様わーっ！」
泉水はマイクとステージでテンションMaxになっていた。
それを押さえつけようとする神野
その頃校長席ではこんな会話がされていた。
中校長「あれはソナタの弟君だとか..」
高校長「さぁなんの事やら」
初校長「愉快な弟さんを持ってるね行平校長」
高校長「久遠寺校長...」
初校長「君の血族とだけあって無効化のアリスとはまた珍しい」
高校長「愚弟が申し訳ありません
ご迷惑を」
初校長「ハハ...これくらいいいさ
君の弟さんだ喜んで初等部で預からせてもらうよ
使い道はいくらでもある。
存分に働いてもらうよ
手持ちの駒が多様になるのは大歓迎だからね」
あくまで事務的な会話
機嫌よさそうに笑う初校長とは違い
高校長の表情は暗かった。
何かを探るかのように初校長をじっと見ていた。
蜜柑「初等部校長は何であの姿から今の子供の姿に？」
貴方「....」ﾋﾟｸｯ
私が考えていたことを見事に蜜柑が言ったものだから、少し驚いた。
今まであんまり気づかなかったけど、初校長は逆成長している。
初めて会ったときは、もう少し違って見えていた。
今までそれを私の成長のせいにしていたけどそうではなかったみたい。
野田「初等部校長があのような姿になられたのは二人が学園をでた日からです
長年多くの方があの方の野望に気づきそれを阻みつくし失敗しました
しかし、二人の稀有なアリスがそれを一時的に阻む事が出来た」
蜜柑「野田っち。それってどういう..」
野田「それをこれから先あなた方が見ていくのです。
二人が何をしたのか
なぜそうしなければいけなかったのか
そして初等部校長がどういう方なのかしっかり見てください」
まだ何も見ていないのに息が詰まる思いだった。
学園で何があったのか知りたいような、知りたくないような
相反する気持ちがあった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョココロネ♪(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます！これからも元気に更進し続けていくので楽しみにしていてください！ (2022年3月12日 10時) (
レス) id: e490a6c464 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - めちゃくちゃ面白すぎて一気読みしてしまいました！体に気をつけて無理せず更新頑張って下さい！応援しています！ (2022年3月10日 16時) (レス) @page4 id: 1506d29af9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョココロネ♪ | 作成日時：2022年2月18日 23時
