１９話 ページ21
Aside
スマホの音がうるさくて目が覚めた。タイマーはセットしてないはずなのに。時計を見ると６時を指していた。あ、朝のね。
『待って、何でこんなに通知きてんの！？』
私は電源を付けただけである。そう、ロック画面の状態なのだ。それでも分かる通知の山。なに、新手のいじめ？...なわけ無いか。
とりあえずその通知を処理していくと、みんな｢96猫｣という人の呟きで来たらしい。猫か。一松兄さんか。
『あ！やばい！引っ越しの挨拶してない！』
いきなり思い出した！でもその人についても調べたい。なのに引っ越しから結構経ってるし迷惑だったりするのかな？
えーい！最初に引っ越しの挨拶だ！それから96猫って人を調べよう！そうしよう！
そうと決まればお菓子買わなきゃ。財布に携帯、あとイヤフォン。これだけあれば良いか。あ、あと鍵！
隣の家ってどんなだっけ。そう思って見てみたらこりゃまたデカい家。この前ハタ坊に聞いたらここら辺はまさかの高級住宅街だった。oh...
時は流れ、和菓子店なう。何にしよう。羊羹、煎餅、おかき、etc。めっちゃある。食べたい。
何気なくウィンドウ越しに外を見た。すると思いもよらない人がいた。
何でここにいるんだ、トド松兄さん！
あ、でも女の子もいる。ということはデートか。お母さん、私の前にトド松兄さんの孫が見れるね。
バレないうちにさっさと帰ろう。お菓子は栗まんじゅうで良いか。数も多いし多分大丈夫のはず。
ドアを出てまっすぐ渡しに行こうとした。早歩きで行こうとしたせいか人にぶつかってしまった。
『すみません！大丈夫で、すか...』
ト ｢へぇ、偉くなったもんだね｣
女 ｢トッティその子誰？｣
ト ｢んー？僕の妹だよ！｣
こういう時だけ妹扱いか。女の人は私を見て｢可愛い〜！｣とか言ってる。結局は外見なのか。私の体見せてやろうかこのやろう。
『確かに私はトド松兄さんの妹です。私には６人兄がいます。ですが、私はその内４人から妹だと思われていません』
２人が誰かは教えない。トド松兄さんは他の兄さんのことを教えて無かったのか、ワタワタしてる。
『それでは急いでいるので』
女 ｢待って！これ、私の連絡先！相談ならいつでも乗るから！｣
『……ありがとうございます』
優しいな。連絡先の書かれた名刺を受け取る。私はその場を逃げるように去った。
ごめんなさい、私は他の人が怖くなったみたい。優しさに触れるのが怖くてたまらない。
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ゆき(プロフ) - 続きがとても気になるので,友達申請させていただきました！だ (2019年5月7日 19時) (
レス) id: 741d7c394d (このIDを非表示/違反報告)
ムギ(プロフ) - 続きが気になるので、友達申請させて頂きました！ (2019年5月1日 4時) (レス) id: 40229cd54e (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - この小説面白〜いです！友達申請させてもらってもいいですか(^^) (2019年4月8日 12時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - 続きが気になるので友達申請させていただきます！ (2019年4月1日 13時) (レス) id: 35bfb76efc (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - すごく続きが気になります！なので友達申請させて頂きました！ (2019年3月19日 23時) (レス) id: b0e1119457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三鈴 | 作成日時：2017年8月25日 18時
