お約束その6 ページ7
Side 中原
ドガンッッーーバンッッッーーー
中原「っ、?…あぁ,又爆発かァ?ったく騒がしいなァ。」
prrrr.....prrr...
「はい,中原です。ーー…承知,すぐ向かいます。」
手につけていた書類を簡単に片付け部屋を出る。
向かう先はこのビルの最上階。内容はおそらく爆破事件のことだろう。
コンコンコン…
中原「中原です。」
森「入りなさい。」
珍しい。
とてつもなく珍しい。
いつもはエリス嬢と騒いでいるのが今日は静かな上に返答が早い。
ガチャーー
ーー中原が入った部屋は日光が差し込む部屋であった。しかしそこは決して明るい雰囲気ではなかった。暗く、冷たく『地獄』という表現がぴったりであった。
森「今日来てもらった理由は大方予想がついてるだろう?。中原くん。君には爆発の犯人の調査とその始末をしてもらう。」
始末。
当たり前だろうがここ、ポートマフィアでの始末は警察に突き出すだとか,世間に公表するなどの生ぬるい物ではない。この世から存在そのものを消す。それだけだ。
中原「かしこまりました。どんな手を使ってでも始末します。」
森「あぁ頼むよ。期待している。必要があれば好きに部下を使いなさい。」
ーーーー
中原「さて、どうするか…まずはこの司波ってやつを片付けるか。」
中原は情報屋から送られてきた書類を見ながら呟いた。
中原(取り敢えず3人程度土蜘蛛組に入れて司波に近づくところからだな。その間俺はーー。)
Prrrr...Prrr_____
中原「あぁ樋口か。幹部命令だ。動けるやつ全員用意しろ。もちろん黒蜥蜴もなァ。」
中原の脳内ではこれからの動きを何通りか考えていた。その数はざっと300通りである。
このヨコハマは事件が多い。その中でも一段と周囲をざわつかせているこの爆破事件。
このヨコハマを取り仕切るのはポートマフィアであり,絶対の力を持っているのもポートマフィアである。
その威厳を保つためにも早く行動しなければ。
中原はコートを羽織り,帽子をかぶる。
目つきが変わる。
ーーどんな獲物も逃さない。
常人ならこの目つきを見ただけで失神するだろうか。彼にはヨコハマを守り抜くという信念があるのだ。
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ME?NOu(プロフ) - 夢女子S氏さん» ありがとうございます!これから頑張って更新していきます! (2021年6月26日 17時) (レス) id: 7a12ef5430 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 続きがめっちゃくちゃ楽しみです!!!これからも、頑張ってください!!!! (2021年6月1日 18時) (レス) id: 355241a2ce (このIDを非表示/違反報告)
ME?NOu(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!かっこつけてカタカナ表記にしたら誤字が結構あったので修正しました。 (2021年5月18日 22時) (レス) id: eb1a4b1abd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 6ページ 消ス事ガデル とありますが デキル ではないでしょうか? (2021年5月18日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MEーNOu | 作成日時:2021年1月27日 18時