【twst夢】拗らせまくり、はや三年。【イデア・シュラウド】 (ページ4)

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『ってことがさっきあった』

「だから今日はいつもより情緒迷子なわけね〜」

「ほんとにAとシュラウド先輩は付き合ってないのか？合鍵も持ってるんだろ…？信じられないな…」

「おいデュースこの会話何回目？こいつとイデア先輩なんて前からこんな感じっしょ」

そう、大事な予定というのはこのマブ達とのお茶会だ。

お茶会といっても、その辺のチェーン店で軽食をつつくくらいのものだが。

マブ、もといエースとデュースには学生時代から常々、恋愛相談をしてきた。

卒業後の今でも頻繁に会い、学生の頃と変わらず馬鹿話をしている。

変わったのは私の相談内容くらいだ。

最初の方は

「イデア先輩って甘いもの好きかな？？仲良くもない奴に急にお菓子とか渡されたらキモいかな？？」

とか今思えば微笑ましい相談だ。

最近の相談といえばもっぱら

「先輩の所為で女盛り逃すんだけどこの場合って保険おりるかな？」

みたいな意味わからんお悩みばかりだ。

2人とも私のどんよりムーブに若干引いてしまっていた。

「…A？」

先輩のことなんてさっさと諦めて次行ったほうがいいのかも…

「おいA？聞いてるか？」

『わっごめんごめん、なんかぼーっとしてた。なんて？』

「だからー、そんなに悩んでんならさ、玉砕覚悟でアタックすれば良いでしょって話」

「僕もエースに同意見だ。興味もない奴を家に上げるはずないし、先輩も少しは意識してるだろ」

『先輩が私を意識してる？いやー考えづらいってば。あの先輩だよ？恋の”こ“の字も知らないって』

でもなぁ？と2人が顔を見合わせる。

「ちなみにオレは言い切れるね。イデア先輩はお前を意識してるって」

『何を根拠にそんな…』

と呟くが彼等なりに私のことを思ってくれてるのだろう。

無下にはしたくないし、取り敢えずは頑張ってみるよと返事をした。