【twst夢】拗らせまくり、はや三年。【イデア・シュラウド】 (ページ1)

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『ねねね、この漫画聖女死んでんですけど。聖女って死ぬもんなの？』

「そりゃ死ぬ時は死ぬでしょ。というか名前良い加減覚えません⁇まぁまぁ初期からいるキャラですぞ」

「…」

「…」

2人きりの部屋だから当たり前だが、2人共が黙れば部屋は沈黙に戻る。

男女が一つ屋根の下にいるのなら、もう少し色気のある空気が流れても良いと思うのだが。

いつからこうだったか、ともう幾度目かもわからない自問自答を重ねる私。

イデア先輩とはナイトレイブンカレッジ時代からの仲で、今でもこうして度々会っている。

学生時代は彼と交際することも夢みたが、今はこの関係から進むこと怖がり、諦めている。

それでも恋心だけはあの時と同じに、(少しは擦り切れたものの)熱を持ち続けている。

関係ないが、イデア先輩は綺麗だ。だけど

「じろじろ見て、何か用？」

『別にー。なんか先輩かっこいいなって思って』

「は？A氏熱でもあるの？ww」

嘲笑うようにそう返す。

褒めたら褒めたでこうなのですよ。

褒め甲斐がないったらこの上ない。

しかし、そんなところが好きだったりする。

この気持ち、わかるよね？