二十七、 ページ36
怒ってる。
俺がどれだけ迷惑をかけようと、
俺がどれだけいたずらしても、
怒らず笑っていたあの慶人が
怒ってる。
・
・
・
あの事件以来怒ってる慶人は初めてで、
俺は頭が真っ白になりながらも
ただ身体は素直に涙していた。
鼻水も垂れて子供みたいに泣きじゃくる俺を、
慶人はただぼうっと見ていた。
言葉が上手く出ないまま、必死に喋った。
『おれ、おれっ…おまえの、にもつかな、てっ…』
俺はお前の荷物じゃないかな？
『でもっ…でもおれは…』
俺はお前の邪魔にならないかな？
でも…でもさ
『おれはっ…けいとが__』
・
・
すき、だ
・
・
言い切るまでに、
俺はよく知る体温に包まれていた。
「それは、俺のセリフだと思うなぁ？A」
『ぁ……慶人…』
目の前には、いつも見慣れてるはずの慶人の顔があって。
何故かそれが酷く懐かしく感じた。
おちゃらけてそうで真剣な顔の慶人を見て、
『怒って…ないの？』
と聞いた。
慶「あ〜…そうだね、怒ってるよ」
『ぇ…』
やっぱり、怒ってるんだ
慶「待ってて、そう俺は言っただろ？」
『あ…や、それは…』
慶「だから…勝手に移動した罰な」
瞬間、唇に暖かいものが触れた。
あって声を出そうとしたら、
生暖かいものが入ってきて、
あれ？これキスだ。
そう気づくのに時間はかからなかった。
『んっ…ふっぅ…ぅんっ///』
慶「ちゅ…んっ」
呼吸出来ない…っ
無意識に慶人を押していた為か、慶人が離れた。
そんな寂しそうな顔をされても…
『ハァ……ハァ…っ』
息を整えてると、慶人が俺を抱き上げた。
・
・
・
慶「今日の所は許してあげますよ、先生」
お「ハッ！！よく言うぜ…
人を 蹴り飛ばして気絶させたようにして、
Aを自分にしか向かないように仕向けたくせに。
挙句ベロチューかよ。俺もしたい」
慶「調子に乗らないでください。
抱き締められて生きてるだけありがたいと思え」
お「何なんだよその上からは！？俺は仮にも歳上だぞ！？」
慶「別に上から言ってるつもりはありませんけど。
ただの忠告ですから」
…なんか…
『2人…仲良いな』
慶お「「はぁ！？！？」」
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なつニャン - サイコーすぎwwゾクゾクした次の作品？も頑張って！ (2017年4月24日 18時) (
レス) id: dfc2266396 (このIDを非表示/違反報告)
†夜娜姫@覇空†(プロフ) - おそ松さんの出番少なくね？ (2017年1月29日 11時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
さん - 続編お願いします!! (2017年1月5日 12時) (レス) id: dc66f8082f (このIDを非表示/違反報告)
希海(プロフ) - これお気に入りにします!!!ヤバイです///これからも頑張って下さい！ (2016年12月26日 10時) (レス) id: ed4ee47496 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマ - おぉ！更新来たーー！！続きがさらに気になります！頑張って下さい！ (2016年12月21日 22時) (レス) id: 485ade553e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまめんま。 | 作成日時：2016年3月25日 16時
