十一、 ページ12
Aと俺が中学の時。
いつもならAに近づく害虫共を駆除してたが、
あの日俺は部長会議で抜けられなかった。
__っくそ、A…大丈夫だろうな…？
喧嘩は強いものの、
Aの容姿は華奢で、童顔な為可愛らしい。
一目見ただけなら女とも見える。
そんなAを1人にしたら、猛獣共の餌食になってしまう。
それだけは避けねば…
・
・
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最悪なことに、俺の嫌な予感は的中した。
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・
教室に戻ると、待ってるはずのAがいない。
「…A？どこに…」
鞄はある。
連絡もないし、どこかに移動したのか？
嫌な予感と焦りが交錯し、俺は急いで走った。
ふと、職員室の前を通った時。
__担任なら何か知ってるか？
そう思いドアを開けて尋ねると
先「あぁ、あの先生ならさっき、理科準備室に行ったよ」
理科準備室？
「…Aは…他鍋は一緒でしたか？」
先「ああ、一緒だったよ」
・
・
俺の頭の中でサイレンが何十個も鳴り響く。
しかも俺の盗聴器は何故か聞こえない。
まさか。
・
・
・
俺は理科準備室へ駆けた。
勢いよくドアを開けるとそこには___
独特の嫌な匂い。
乱れて投げ捨てられてる制服。
跨っている担任。
その下に
「Aっ！！！」
『け…と…？』
虚ろな目がこちらを見ている。
・
・
・
何…した…
「っお前！！！！！Aに何した！？！？」
無我夢中でそいつに殴りかかった。
そいつは驚いていた為か反応が出遅れ、真正面から受けた。
倒れたそいつに目もくれず俺はAに近づく。
「A！！おいA！！…どうした！？何された！？？」
俺が話しかけるとビクッとした後、ゆっくり話してくれた。
『俺…あいつにっ…服脱がされ…て…
びっくりして…殴ったら…手…縛られてっ…それで、』
震えて涙を流すAを俺は抱きしめた。
「わかった…もうわかったから」
『！！…けえとっ…おれっ！！』
“何を信じたらいいかわからない”、そう続けた。
「俺を信じろA。
俺はお前の味方だ。約束するよ」
これはある意味賭けだった。
Aの精神状態が不安定な時の甘い言葉。
Aは簡単にも俺に堕ちた。
__俺も、あいつと同種かもしれないのに
その日からAは俺以外と関わりをやめた。
ーーー
突然の過去編…
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なつニャン - サイコーすぎwwゾクゾクした次の作品？も頑張って！ (2017年4月24日 18時) (
レス) id: dfc2266396 (このIDを非表示/違反報告)
†夜娜姫@覇空†(プロフ) - おそ松さんの出番少なくね？ (2017年1月29日 11時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
さん - 続編お願いします!! (2017年1月5日 12時) (レス) id: dc66f8082f (このIDを非表示/違反報告)
希海(プロフ) - これお気に入りにします!!!ヤバイです///これからも頑張って下さい！ (2016年12月26日 10時) (レス) id: ed4ee47496 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマ - おぉ！更新来たーー！！続きがさらに気になります！頑張って下さい！ (2016年12月21日 22時) (レス) id: 485ade553e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまめんま。 | 作成日時：2016年3月25日 16時
