二、 ページ2
慶人は中学の頃から知り合って、今に至る。
こいつは俺のどこが気に入ったのか知らねーけど、
気付いたらいつも一緒にいた。
ある時その疑問をぶつけてみたら、
「俺は秘密主義者〜〜…あ、なんかカッコよくね！？」
とかよくわからんことをほざいていた。
まあいっか。
別に慶人以外、馴れ合うつもりも無いし。
これまでも…多分、これからも。
ぼーっとそんなことを考えてると、
ニヤニヤしながらこっちを見てくる慶人がいた。
…何ニヤニヤしてんの、残念なイケメンが。
慶「いんや〜？何かAが熱〜い視線を俺に向けてたから、つい？」
『ああ、それきっと殺意だわ。』
慶「照れんなって〜、おませさん☆」
そう小馬鹿にしつつ俺に抱きついてきた。
春といえど少し肌寒かった為、放置。
あー、微妙にあったかいわコイツ。
そういや…
『なー、俺って何組？』
慶「クラス表見てから来いよ〜。俺と一緒ー！」
『ふーん…。』
慶人と一緒か…よかった。
慶「…(こいつ今喜んでるな…ふっ、ツンデレめ！」
またによによしながらこっちを見てきたから目潰ししといた。
「へぶしっ！？」とか聞こえたけどスルー。
『なあ慶人、担任誰？』
慶「あぁ〜痛い…痛いよぉぉ…」グスッグスッ
『嘘泣きはいいから』
慶「……松野、だってよー」
『まつの？ああ、あの六つ子の中から』
つか、来て早々担任とか。
不慣れで面倒くさいパターンだ。
『俺、LHRパス』
慶「ふっふっふ…言うと思った！！」ニカッ
『？？』
そう笑うと慶人は横に置いていたビニール袋を俺と慶人の顔の間に出して、
慶「屋上でサボるっつったら、お菓子っしょ？」
『…わかってんじゃん』ニヤッ
慶「ふはは、俺を見直したか？」
『うん、すごーいけいとくーん、いけめーん』
慶「棒読みやめれ」
・
・
「これにて、始業式を終わります」
ぞろぞろと退室していく生徒に続いて出て行く。
『じゃあ俺、自販でジュース買ってくわ』
慶「お、いいね。じゃー俺、『フルーツミックスだろ？』
…愛だろ」(真顔)
『ただの慣れだボケ』
真顔で呟くな、ガチ勢かよ。
ーーー
ガション
チャリンチャリン
くっそ、小銭ねぇーから、札崩したじゃねーか。
そう悪態をつきつつ、しゃがんでお釣りを取ってると
・
・
・
？「あれー？君、何組の生徒ー？」
呑気な声が上から降ってきた。
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なつニャン - サイコーすぎwwゾクゾクした次の作品？も頑張って！ (2017年4月24日 18時) (
レス) id: dfc2266396 (このIDを非表示/違反報告)
†夜娜姫@覇空†(プロフ) - おそ松さんの出番少なくね？ (2017年1月29日 11時) (レス) id: fcc86ea453 (このIDを非表示/違反報告)
さん - 続編お願いします!! (2017年1月5日 12時) (レス) id: dc66f8082f (このIDを非表示/違反報告)
希海(プロフ) - これお気に入りにします!!!ヤバイです///これからも頑張って下さい！ (2016年12月26日 10時) (レス) id: ed4ee47496 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマ - おぉ！更新来たーー！！続きがさらに気になります！頑張って下さい！ (2016年12月21日 22時) (レス) id: 485ade553e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまめんま。 | 作成日時：2016年3月25日 16時
