3話 ページ4
体育館の中は私と同じ新品の制服を着た新入生たちが親御さんと一緒にお話していたり、友達と話していたりしている。
いや、愛媛から引っ越してきた私にお友達なんているわけないよね、、つらたん
。
少し寂しく思いながら指定された椅子に座ると、隣の女子2人組から聞こえてきた会話がこれだ
。
女の子1「ねぇ知っとる!?宮先輩のこと!!」
女の子2「知らん人やか居らんて!」
女の子1「イケメンよなぁ〜…」
うわぁThe JKって感じの会話やなぁ〜。
私は隣の2人組の話から耳を逸らし、関西弁しか聞こえてこない周りの会話に胸を躍らせた
。
2人のこのあとの会話を聞かなかったことにのちのち後悔することになることも知らずに…
校長先生…話長いって…
現在長いながーい校長先生の話を聞いている最中である
。
校長先生の話って最初は真面目に聞こうって思うけど、途中からもう聞く気失せてくるよね?
ぼーっとしていたらいつの間にか校長先生の話が終わって入学式も終わっていた。
クラス表を見て自分のクラスに入る
?「なあなあもしかしてAちゃん?」
『え??そ、うですけど?』
高身長の美女が話しかけてきた。
てかなんで私の名前知っとん!?!?
『えと、なんで私の名前を?』
?「あー初対面のやつが名前知っとったら気持ち悪いよな!すまんすまん!私、真鍋陽いうんよ。宜しゅう」
『よろしくお願いします!私は藤森Aっていいます!』
陽「うんうん。私なAちゃんのことめっちゃ好きやねん」
『へー!…………はぁ!?!?!?』
え、え、待って女の子から告白されたんだけど!?え!?
陽「あーあー違うよ!?そういう意味やないからな!?その、バスケ上手いから尊敬って意味で好きなんや」
『あぁ!なるほど!ありがとう!』
ほっとして陽ちゃんに笑みを向ける
陽「それでな、友達になってほしーなーって」
『うんうん!私もこっちで友達おらんけん友達できるかなー?って思っとったんよ!』
陽「ほーか!ほな改めてよろしゅう!」
『よろしく!』
こうして藤森A高校生初のお友達が出来ました!
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作者名:りんごame | 作成日時:2024年3月13日 0時