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エピソード118 ページ49

いつまでこの世界ににいられるか分からない。

来年はここにいられないかもしれない。

これが、最後の試合かもしれない。

エースとデュースとチームになれるのも、最後かもしれない。
Aちゃんやグリムと一緒に試合出来るのも、最後かもしれない。


それなのに……それなのに……



これで……




ユ「終わらせてたまるかぁぁぁぁ!!!」




のけ反った勢いでディスクを捉え、手を思いっきり伸ばす。

「ユウさん!?」

ラ「マジッスか!?」

ディスクを気合いで掴んだけど、重力に負けて後ろに倒れる。
反撃される前に起き上がって、チームの中で一番力があるデュースの元へ走る。

急げ急げ!ディスクにグリムの魔力が残る内に!!
今は、痛いのとか全部忘れろ!!

デュ「な、なんか俺に近づいてないか…?」

相手は上からも下からも完璧な防御で隙が無い。
けど、上からは戦況指示のレオナ先輩がいるだけ。
…もしかしたら、"上からゴリ押しなら行ける"…かもしれない!

「(真逆、上に飛ぶ積もりですか?)
…デュースさん!そのまま相手チームのゴールに背を向いていて下さい!」

デュ「えっ!?な、何か知らないが分かった!」

Aちゃんありがとう!

ジャ「行かせるか!」

ジャックや先輩たちの凪払い攻撃を飛んだり頭を下げたりして何とか交わす。
エースやグリム、ゴーストにAちゃんもその攻撃を防いでくれた。

グ「こっちは任せるんだゾ!」

エ「安心しろ!何考えるのかサッパリだけどなっ!」

ユ「…ありがとう。
デュースー!!
両手組んで!前に出して!!」

デュ「い、いきなりそう言われても…」

ユ「良いから早く!」

デュ「わ、分かった!」

デュースは戸惑いながらも、指示に従ってくれる。

ユ「足開いてどっしり構える!」

デュ「足開いてどっしり…」

ユ「私の足が手の上に乗ったら、掛け声と一緒にそのまま腕を思いっきり上げて!」

デュ「ユウの足が……え?」

ゴーストC「お前さんまさか…!」

ユ「行っくよーー!」

組まれたデュースの手の上に、私の片足が飛び乗る。

ユ「せぇのっ!!」

デュ「お、おりゃぁぁぁ!!!!」

デュースが持ち上げる勢いに合わせて、私は強くジャンプ!

ラ「ウッソだろ!?」

ジャ「アイツ、魔法使えないじゃなかったのか…!?」

レ「…へぇ。
ゴールを守れ、お前ら」

ゴールにサバナ寮生が集まってくる前に、ゴールの枠に標準を合わせ、ディスクを構えて…

思いっきり、投げた。

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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2022年9月24日 2時

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