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エピソード99 ページ29

ジャ「レオナ先輩……俺は……俺は!
あんたに憧れてこの学園を目指した!俺の憧れたあんたは、どこに行っちまったんだ!」

ジャックは眉を険しくさせて、レオナ先輩を睨み付ける。

ユ「ジャック…」

そりゃそうだよな。憧れていた人に突然裏切りのような事とかされたらそりゃ怒るし悲しくなるし悔しくなるし……。
あれ?なんか似たような話どこかで聞いたような…?

レ「勝手に俺に夢みてんじゃねぇ……うぜぇな…」

リ「ボクも人の事は言えないけどね。
今の君は、見るに絶えない。謹慎部屋に入って、頭を冷やすが良い」

リドル先輩……

レ「……お前らに何が分かる?
兄貴みたいに説教たれてんじゃねぇよ」

お兄さんいるの!?

レ「…居ちゃ悪ぃのかよ」

いやそういう訳じゃ……

「……」

リ「フン。お主のような男には、王冠よりその首輪がお似合いじゃ。サバンナのライオンが聞いて呆れる」

ずっと黙っていたリリア先輩が口を開き、冷ややかな目でレオナ先輩を見下す。

レ「……あァ!?」

ユ「…リリア先輩?」

リ「お主は持って生まれた才や順序のせいで王になれぬと嘆いておるようだが……
報われぬからと怠惰に生き、思想が外れれば臣下に当たり障り散らすその狭量さ。その程度の器で王になろうなどと……我らが王、マレウスと張り合おうなどと、笑わせる」

低く重圧のかかる声が会場内に響き渡る。

顔は笑ってるんだ。笑ってるのに目だけ笑ってない。冷徹でめっちゃくちゃ怖い。あんな目で睨まれたら、背筋が凍って絶対動けない。

リ「たとえマレウスを倒したとて、その腐った心根を捨てぬ限り……お主は真の王になれんだろんよ!」

しかもその王の事「マレウス」呼びだし様付けてないよ。リリア先輩って実はラスボス級に怖い人なんじゃ…?
絶対あれじゃん。裏ラスボスじゃん。

…にしてもこの話、やっぱりどこかで聞いた事あるんだよなぁ…えーと確か……

レ「は、はは……アァ、そうだな。そうだろうとも」

私が真剣に思い出しそうとしてたその時、レオナ先輩が空に響くような高笑いをしながら話す。
…なんか顔が怖いんですけど?

レ「お前の言う通りだ……はははは!
俺は王にはなれない……どれだけ努力しようがなァ……!」



ゴゴゴゴゴゴ……


ユ「何この音……地震!?」

グ「なんだ、全身の毛がゾワゾワするだゾ!」

リ「レオナの魔力が急激に高まって…っ!
くっ、魔法封じが、持続出来ない……っ!!!」

え、まじ?

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布教する猫(プロフ) - コメントありがとうございます!いやぁめっちゃ嬉しいです!私も書いててニヤニヤしてしまうんですよ… (8月3日 12時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - どうも初見です!このクロスオーバー好きすぎる!勢いで6まで読んでしまった‥推しがオクタなので出てきた時のニヤケが‥ (8月3日 12時) (レス) id: 4bbc6a8f1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2022年9月24日 2時

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