イケメン好きな「主様」とひょうきんな「お手伝いさん」

皆様ご一緒に……照れ顔とーといっ！！ ページ31

ベ「ふふ…お部屋が綺麗になるのは気持ちが良いですね。
ありがとうございます、主様」

ベリアンさんに笑いかけながらお礼を言われ、私は顔が熱くなる。

椿「い、いえそんな……！」

うぅ…突然のイケメンからのお礼は心臓に悪い…！

夜「くくくっ…」

椿「面白がるなっ(ボソッ)」








その後、ベリアンさんから執事さん達によるたくさんのお手伝いについて説明された。
どうやら誕生日も祝ってくれるみたい。やったぁ！


ベ「…ふふ…。
それにしても、主様との会話は楽しいですね」

椿「えっ！
そ、そんな事は…」

ベリアンさんに褒められ、私は顔が赤いのがバレないよう俯く。

寧ろあなたの微笑みに全世界が癒されていますよベリアンさん！

ベ「フフッ、ご謙遜せずに。
…こうして会話することで、私達は主様の事を理解し…主様の執事として成長します。
執事が成長すると、『執事レベル』が上がります」

椿「なるほど。執事さん達もレベルアップするんですね」

ベ「はい。
執事レベルが上がると……」

ベリアンさんはそこまで言うと、急に顔を赤くした。

椿「…上がると？」



ベ「私たちとその……仲良くなります……。
少し恥ずかしいですが…」



椿「……き」

夜「…げっ」

椿「ｷﾞｬﾜﾀﾝｯ!!」

私はベリアンさんの照れ顔にやられ、奇声をあげて膝から倒れ込む。

ベ「主様！？」

ﾝｷﾞｬｧｧｧｧｧｧｧ…！
な、ななななんですかその顔は！？
なんですかその顔は！？
なんですかその顔は！？
恥じらってる！？顔赤い！可愛い！待ってかわいいちょーかわいいマジかわいい尊いかわいい！それで「少し恥ずかしい」と！？「仲良くなる」でもう既に恥じらってると！？なんとベリアンさんまさかの少しウブな方だった！
あぁぁぁぁまじ尊い天使か……ちょっとズルイですよベリアンさぁん……(この間3秒)

ベ「あ、主様！？」

夜「ね、姉さん大丈夫ですか…？
(ダメだ、口元抑えるのまじ限界…ww)
え、えーと、大丈夫ですかー！ねーさん！！」

夜鴉に大きな声で呼ばれ、私はハッと現実に戻る。

ベ「主様、やはりどこか具合が悪いのでは…。一度ルカスさんに見てもらいましょう」

椿「い、いえいえ！そんな大した事じゃありませんから大丈夫ですよ！むしろ心配かけて本当にすみません…」

「尊くて死にそうでした」なんて言えるかっ！

ベ「し、しかし昨日も胸を抑えて項垂れておりましたし…」

きゅ、救急車ー！119ー！！ルカスさーーん！！→←主様の力ちょっと万能過ぎ…？

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