イケメン好きな「主様」とひょうきんな「お手伝いさん」

問:目覚めたらイケメンが微笑みかけた時の心情を答えよ ページ3

椿said

…暖かな日の光と、誰かに呼ばれる声で薄目を開けた。

椿「う……うぅ……」

全身に感じるのは、冷たくて硬いコンクリート……ではなく、柔らかくて暖かい感触。
薄目から見えるのは、なんだか豪華な天井。

…ここは…ベッドの、上？
…あぁそうか、あれで逃げ切った後、夜鴉がここまで運んでくれたのか。
だとしたら、ここは隠れ家的なところ？なんか豪華だなおい。
体もあんまり痛くない…治療もしてくれたのか……起きたらお礼を言わないと。

…けど、この声は夜鴉じゃない。なんか田丸◯志感を感じる。某悪役魔法学園ゲームのタコ野郎を思い出す。

…仲間……？あの夜鴉の？



…気になり、声のする方へ頭を向け目を完全に開ける。






…そこは、ゴージャスなシャンデリアに、赤や黒で統一された中世ヨーロッパでも思わせるくらいの煌びやかでオシャレな見知らぬ部屋。


？「良かった、お目覚めになられたのですね」

…そして、白と黒のモノクロな服に、同じような白と黒(赤いメッシュ付き)のふわふわな髪をした、宝石みたいな超絶イケメンがふわりと笑いかけていた。


「………はへ？(゜ロ゜)」



…イケメンだ。イケメンがいる。
めちゃくちゃ優しそうなイケメン。瞼白い、頬も白く透き通った、二次元でしか見たことない顔が整い過ぎてるイケメンだ。しかもめちゃくちゃ良い声。


私は起きたばかりの頭をフル回転させて考え、ひとつの結論にたどり着く。


…あ、そうか、これ夢だ。
あんな事があったから、疲労で夢を見ているんだ。
良し、もう一回目を瞑ろう。見つかりにくいとは言え、あんな所で寝てたら風邪引く。

私はすぐに目を閉じ、少しした後また目を開けた。


そこは、ゴージャスなシャンデリアに中世ヨーロッパでも思わせるくらいの煌びやかでオシャレな見知らぬ部屋。そして、白と黒のモノクロな服に、同じような白と黒(赤いメッシュ付き)のふわふわな髪をした、宝石みたいな超絶イケメンが困り顔で私を見つめていた。

？「あの、主様、どうか致しましたか？」

…変わってない。


…あ、あれぇ〜、おかしいなぁ、まだ目が覚めないぞぉ〜？
よし、こんな時は頬っぺたをつねろう。
こう、ちょっとムニィっとつねれば痛さで目が……

…ムニィ。

椿「…痛い」












…つまり、夢じゃない(・・・・・・)？



















椿「ファギャァァァァァァァァァァァァァァァァァ！？！？！？」

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