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エピソード2 ページ2

すると、ババ抜きでの惨敗に立ち直ったグリムが、ワクワクした顔で手を挙げた。

グ「オレ様、子分のギターの演奏聞いてみたいんだゾ!」

「えっ!?」

Aちゃんはグリムの提案に目をぎょっとさせて驚いた。

エ「それ良いじゃん!オレも聞きたい!」

デュ「俺もちょっと気になるな」

「そ、そんなに大したものではありませんよ……」

Aちゃんは焦りながら私の方をチラチラと見る。


ユ「……ごめんAちゃん。
助けを求めてるのは分かるんだけど……実は私も話聞いてから気になってて〜」

「ユ、ユウさんまでですか〜!?」

ごめんね☆

「で、ですが、私が演奏出来るのはユウさんの世界や自分の世界の曲が(ほとん)ど。
エースさん達の世界には昨日来たばかりですし、どんなものが好みの傾向なのかも分からないので、楽しんで貰えるかどうか……」


…フムフム、私の世界やAちゃんの世界の曲ねぇ………


私は顎に手を当ててちょっと考え込み…


ユ「……………あ!」


…とある提案を思い付き、ポンと手を叩いた。

ユ「それならさ、ジ◯リの曲にしようよ!
昨日図書館で話した時、ジ◯リの曲も弾けるって言ってたじゃん!
あのアニメの曲なら、全然知らない人でも楽しめると思うよ!」

「ジ◯リ…
…なるほど!確かにそうですね!
ありがとうございます、ユウさん!」

パアッと花が咲いたように笑って私の提案を承諾したAちゃんは、そそくさと何もないところ……小さい異空間の入り口……の中から、木製のギターを取り出す。
エースとデュースとグリムは、その様子をポカンとした顔で眺めていた。

デュ「なぁユウ。
その……ジ◯リってなんだ?」

ユ「私達の世界の、伝統的なアニメ?みたいなもの。
物凄く有名なんだ〜」

エ「へー!何それ面白そう!」

グ「子分〜!早く聞かせろ〜♪」


「フフッ、かしこまりました」

Aちゃんはニコッと微笑むと、黒いギターのピックを取って、静かに歌い始めた。



「〜♪」




歌っている曲は、セベル・コルベルの「僕の涙」。

…つまり、ア○エッティソング。



そして、彼女の弾き語りは……









ユ「ふ、ふおぉ……!(☆口☆)」

グ「ふなぁ……!(☆口☆)」

エ「すっげぇ……」

デュ「……!」


…目が飛び出るかというくらいに美しいものだった。

エピソード3→←エピソード1 少女の弾き語り (題名変えました)



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布教する猫(プロフ) - タタリさんコメントありがとうございます…!オダサク最高!! (1月12日 22時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
タタリ - 夢主ちゃんとオダサクぱぱぁ、、、2人共幸せになってね、、、オダサク最高!! (1月12日 13時) (レス) id: cd26d993ce (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵@副垢(プロフ) - 星猫さん» えぇ....(困惑) (2022年11月20日 20時) (レス) id: 5b2f0bd76c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 布教する猫さん» 文ストの好きなキャラは何ですか? (2021年9月18日 11時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 布教する猫さん» スラム同士で仲良くして良かったです!お気に入りしました! (2021年9月18日 10時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布教する猫 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2021年4月3日 22時

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