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二次会は、誰が抑えたのか、
近くのカラオケだった。
「お前、また飲んでんのかよ」
プロかってくらいの美声を響かせた山田が、
端でひたすらお酒を楽しんでた私の隣に座る。
「あんたと違って、歌下手だからね」
「せっかくだからなんか歌えよ」
「絶対ヤダ。
最近、子ども達にもよく言われんの
"先生、歌下手〜"って」
「ぷっ、お前よく資格取れたよな笑」
「うっるさいな〜」
アルコールのせいでイライラしてきた私の耳に
ふと優しい歌声が響いた。
「へぇ、大ちゃん
意外と上手いじゃん」
「うん…」
心地いい歌声は
カクテルにぴったしで、
絶え間なく歌い続ける部員達の横で
私は、密かに泥酔していた。
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作者名:MEG | 作成日時:2019年8月18日 23時