6話 ページ7
英智side
Aを初めて見たのは2年になってすぐだった
体調をくずし二週間ぐらい入院して退院したある日僕は同級生の子達を見ていた
う〜ん、あまりいい子がいないな…
革命を起こすにはそれなりの子が必要なんだけど…
通りすぎていく生徒達を眺めていると
ふと、1人の子が目に写った
白と水色の髪に透き通ったスカイブルーの瞳をした男の子
「っ！！」
その子を見た瞬間、発作が起きたんじゃないかってぐらい胸が高鳴った
一目惚れだった
僕は胸を抑え必死に落ち着かる
綺麗…
そう思いながら彼が視界から消えるまで僕はずっと彼を見つめていた
それから家に帰ると彼の事を調べた
彼の名前は十六夜A
歌とピアノが得意でピアノではコンクールで優勝したことがあるらしい
彼には双子の兄がいてなんでもできる兄と歌しか取り柄のない弟と言われ周りからは『失敗作』と呼ばれているらしい
最近まであるユニットに入っていてドリフェスで準優勝してからユニットをやめたみたいだ
僕は使用人に頼みその時のライブの映像を見る
『〜〜♪』
彼の歌声は綺麗ですごく上手いと思う
振り付けも完璧に踊れている
それと比べて他のメンバーは真面目に練習していないのかミスが多かった
結果決勝で負けたのは明らかにメンバーが原因だった
それなのに全て彼のせいにするなんて…
怒りで思わず資料を握りしめてしまった
それから数日後
体調がいいこの日に僕は彼に話しかけようと思った
彼は授業をサボりよくガーデンテラスに行くと聞きそこへ向かう
なるべく音をたてずに中に入ると本を読んでいる彼を見つけた
「十六夜Aくん…だよね？」
彼の名前を呼ぶとゆっくりと顔が上がり綺麗な瞳が僕をとらえた
ああ…やっぱり綺麗だ
緊張して上手く喋れる心配だ
ドキドキしながら僕が友達になりたいと言うと彼は目を大きく見開いた
それから彼は僕が本気で言っているとわかると悲しそうな寂しそうな顔で聞いてきた
『俺を裏切らない？見捨てない？』
あぁ…君は何回もこうやって裏切られてきたんだね
でも、大丈夫
僕は君を裏切った人達とは違う
それに…君を見捨てる訳ないじゃないか
「もちろんだよ。僕は友達を大切にするからね」
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咲夜(プロフ) - この作品とっても面白いので続編作ってください！！！！！！！！！！！！ (2019年9月12日 9時) (
レス) id: 92733d3471 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫(プロフ) - 英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴さん» メッセージありがとうございます！次回作はまだ考えてませんが頑張りたいです！ (2017年6月10日 10時) (レス) id: ab6fb12fda (このIDを非表示/違反報告)
英智君尊いよぉぉぉぉ(((殴 - とっても面白かったです！つぎはぎこの小説の長編が見たいなぁ、、、なんて｡次回作も楽しみにしてます！！！ (2017年6月10日 9時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき姫 x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/@1215YUKIUSAGI
作成日時：2017年6月8日 2時
