千の仮面【鬼滅の刃×探偵チームKZ事件ノート】

稽古 ページ7

『炎の呼吸 壱の型 不知火っ！』

「踏み込みが浅いぞ！」



『炎の呼吸 弐の型 昇り炎天！』

「もっと刀を正確に振れ！」




『肆の型 盛炎のうねり！』





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数時間ほど技を出すが、師範は技を出さずに全てしのいでいる。




『はァァァァ!!!』




初めて師範に技があたったものの、木刀が傷ついただけ。




煉獄「さすがだな！だが、今のはなんだ？」

『さぁ、私にも、よく…。』





なぜか、私が叫んだ時、一瞬だけ体が熱くなったんだ。

師範によれば、なんだか炎虎に似ているけど、虎よりかは龍に近い…なんとも言えないものらしい、本当に一瞬だが。







煉獄「確かAは、前世の記憶があるようだな！俺もあるが！」






そう、私達鬼殺隊士のほとんどが前世の記憶を持っているのだ。

もちろん、無限列車の時のことも覚えている。





まあ、過去の事は口にしても変わらないと言うことで、あまり前世の事は話していないが。





『それが、どうしたのですか？師範。』


煉獄「いや！なんでもない！」






はぁ。

一体何なのか…。







煉獄「うむ！では、焼き芋でも買いに行くか！季節では無いが、どうやら"スーパー"には売っているらしいぞ！」

『促成栽培？らしいですよ。なんか施設で作物を育ててるとか。最近地理の授業でやりました。便利ですね！』





煉獄「うむ！そうか！そうか！勉強に熱心なよは良い事だ！
俺が得意なのは歴史だからな！その辺はあまり詳しくない！」

『ははは、そんなこと言ってもだいたい全部優秀な点数取ってたらしいじゃないですか〜。』



煉獄「ハハハハハ!!そうだったかな！忘れた！」







やっぱり鬼殺隊の皆には仮面は必要ないな。


というか、なぜかここにいると安心して何故かと"本当の自分"ってやつが出てきてしまう。





その中でも、師範は私の恩人だし、一番接しやすい人。




だから、








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今度は絶対生きてくださいね、師範。

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