病院 ページ18
天馬さん達には事情を説明し別れ、あわてて運転してきたお父さんの車に乗り込んだ
病院に向かっている途中の車内に会話はなく、ただただ重たい空気が流れていた
『お母さん!!』
ガラッと走ってきた勢いに任せてお母さんのいる病室の扉を開ける
走っている途中、病院ではお静かにという張り紙が目に入ったが、今はそれどころではない
病室に入ってまず目に入ったのは、ベットで眠っているお母さんの姿と、その横に立っている医者の姿だった
「!……音羽さんのご家族の方ですか?」
『はい!そうです。母は……!!』
「A…!落ち着け!」
後ろから追いついてきたお父さんの言葉にハッとし、1度深呼吸をして息を整える
「すみません。…あの、妻…真理子は……」
真理子…、お母さんの名前だ
「はい。真理子さんは……
――――――――――――くも膜下出血、ですね」
…………くも膜下、出血
お医者さんの言葉を脳内でもう一度再生した
聞いた事がある、発症したら亡くなってしまう可能性のある病気だって
「簡潔に言うと、非常に危険な状態でして…、早急に手術をすべきです」
「…っそんな」
『………』
お母さん…
230人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ののは(プロフ) - えびてんさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえてとても嬉しいです…!これからもがんばっていきますね! (2021年11月3日 12時) (レス) id: 53d3477197 (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!こそこそ追わせていただいていました…めちゃすこです…これからもののは様のペースで頑張ってください〜!! (2021年11月3日 9時) (レス) id: c945aa9546 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ののは | 作成日時:2021年10月25日 18時