極秘 ページ24
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youside_
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『あ、すいません………あごめんなさい、』
さっきから人にぶつかってばっかり。
今私は、有明アリーナの観客席に向かって進んでいる………………つもり。
人がいっぱいすぎて前が見えない。
『っと、………あ、あった』
ようやく自分の席を見つけることができ、よいしょ、と腰を下ろす。
もう無理、人混み無理。
っていうか、こんなにお客さんいるんだ………
何故私がここにいるのかというと、事の発端は祐希のかまってちゃんだった。
．
「Aー、俺らの試合見に来ないの？」
『？うん』
「えー、見に来てよー」
『………私が人混み苦手なの知ってるでしょ』
急に祐希が試合を見にきて欲しいと言ってきた。
無理、という内容の返事をすると明らかに不機嫌になった。
「ねーえー、お願いだから！」
『無理です』
「Aー、」
『却下』
駄々をこねながら抱きついてくる祐希を、少し鬱陶しいと思いながら受け入れる。
「もしかしたらこれがきっかけで人混み平気になるかもよ？」
『それだけは無い』
「そればっかりは来てみないとわかんないじゃん！」
『行かなくてもわかる、無理』
どうにかして私を見に来させようとする。
「え、じゃあこれどうするの」
『？』
「俺、もうA用の特等席予約しちゃったんだけど」
『………は？』
挙げ句の果てには、もう私が座る場所まで決めているらしい。
なんでも、その席はファンサービスで選手のサインが入ったボールが選手直々に投げてもらえる席らしい。
いやなんでそんな席予約しちゃったの。
『…わざわざその席行かなくてもサイン入りボールなんか頼めばすぐもらえるし』
よく考えたら、彼氏がその選手なんだから別に行かなくてもいいじゃん。
私かしこい。
「っ、バレた………」
どうやら、祐希はそれを口実にしたかったらしいけど気づいてしまったから意味がない。
結局その日は“行かない”の結果に終わった。
．
『………………私が来なかったらこの席が可哀想って思っただけだし』
そうボソッと呟いてやっぱり来なかったらよかった？と考えていると、アナウンスが流れた。
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あい(プロフ) - 初めまして。このお話めっちゃ好きで楽しく読ませていただいてます！物語としての続編楽しみにしてます！ (2021年8月15日 23時) (
レス) id: 7100440958 (このIDを非表示/違反報告)
meizhiliuabu(プロフ) - 初めまして！お話良かったです。物語として読みたいです( ＾ω＾ ) (2021年8月14日 23時) (レス) id: 04a7ecc0d4 (このIDを非表示/違反報告)
椎菜(プロフ) - はじめまして。終盤物語として構成されていたのが良かったように思います。貴方様の書くものが見たいので、どちらでも構いません。続編を楽しみにしています。物語風に進めていたのが無意識なのであれば、しっかり構成を練るともっと良くなるのではないかと思います。 (2021年8月14日 0時) (レス) id: c510c0ee56 (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ(プロフ) - はじめまして！！物語としての続編読みたいでーす！！ (2021年8月13日 19時) (レス) id: 21389ca6f5 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 初めてコメントします。楽しく読ませて頂いています。物語としての続編楽しみにしています！ (2021年8月13日 10時) (レス) id: e9bb718a53 (このIDを非表示/違反報告)
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