日常編 カレコレ屋の新人は色彩を失っていた少女

日常の第八話中編　[ドッキリしたった] ページ39

＿数十分後＿(タカハシ視点)

カゲ「俺ちょっとトイレ行ってくる。」

何戦かした後そう言ってトイレへ向かった。

計画通り(デスノ〇ト感)

俺は後ろに置いておいた看板を持ち、物陰に隠れスタンバイする。

録画用のカメラの準備もばっちぐーだな。

雫はさっさとステッカーやレプリカを置いて、開いてあったゲームを壊れたように見せる為、電源を切っている。

すげぇ、本物の事故現場みたいになってやがる。

完成度が高すぎる現場に驚いているとトイレから水音が聞こえドアからカゲチヨが出て来た。

よし録画スタート。

スタートとほぼ同時に雫が「ひゃ！」と小さな悲鳴を上げコップが落ちる音をスマホから流した。

結構ガチなのね。

それに驚いたのかカゲチヨが急いで駆け寄って来た。

カゲ「大丈夫か？！」

そう声をかけたカゲチヨにまるで本当にびっくりしたように肩を跳ねらせ恐る恐る振り向くフリをする。

雫 「あ、あう、カゲ兄…」

カゲ「どうしたん、だ…」

テーブルの上の惨状(偽)に言葉を失っている。

それにしても雫演技うまいな。

雫 「か、カゲ兄…ごめ、なさい…」

多分雨女の能力で涙を流してる風に見せ、びくびくしながら謝る。

さぁ、どうだ…？

続く…

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