第七話後編 《霊媒体質の話》 ページ22
_帰路_(零視点)
零 「あーすっかり暗くなっちゃった。」
ここら辺は外灯こそあるが星が良く見えた。
綺麗だなーなんて上を見ていたら誰かにぶつかってしまった。
零 「すみません!よそ見してて…」
顔を上げたらさっきまで一緒だったキリンさんがいた。
零 「あ、キリンさんじゃないですか!どうしたんですか?こんなところで。」
キリンさんとは家は近いがキリンさんが来たのは家から真反対の所だったのだ。
キ?「女…女…」
紅 (ヤバいぞ。逃げろ)
どうしたの紅?
紅 (こいつにさっきのいやもっと多くの霊が憑いてる。しかも霊に乗っ取られてる。)
え、それって…
紅 (取り敢えず逃げろ!!)
うん
逃げ出そうとしたが遅かった。既にもう霊に囲まれていた。
い、嫌、!!
あるトラウマが蘇る。囲まれて傷つけられて…
零 「たす…けて…」
助けを求める声さえ闇に消えていく。
紅助けて…紅?
何故か返事がない。
どうしたの?!返事してよ!
見捨てられた?そもそも人格に見捨てられることなんてあるの?
そんな事考えてるうちにどんどん寄ってくる霊。
嫌!来ないで。来ないで!!
香純「悪霊退散です!」
目の前に現れたのはウサギのパーカーを着た女の子。
幼いころあった事がある。泣いてる所を笑わせてくれた少女。
彼女がきた瞬間霊達はさっていった。
零 「ありがとうございます。でもなんで、ここに?香純さん。」
覚えているだろうか?
香純「久しぶりですね。たまたま近くに来ていたら紅っていう人が助けて欲しいって呼びかけて来たので急いで駆け付けました。大丈夫でしたか?」
零 「はい。おかげさまで。」
香純「あ!用事があるのでもう行きますね!それでは!」
零 「それでは。」
そういうと走りさって行った。
紅いる?
紅 (いるよ。)
さっきはありがとう。そんな事出来たんだね。てっきり見捨てられたのかと。
紅 (なんか頑張ったら出来たんだ。それに自分の体を見捨てるほど俺は馬鹿じゃないし薄情でもないから安心しろ。)
ありがとうね。本当。
紅 (香純さんがいたのは奇跡だがな。)
うん。よかったよ。それで…
このキリンさんどうする?
紅 (あ)
___
今回はミリア様のオリジナルキャラクターを使わせて頂きました!
口調とか性格とか違ってたらすみません。
勝手に過去会ってた設定もごめんなさい。
ダメだったら消します。
香純さんについてはこちらを↓
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/zyunsui1/
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます!!はい!関わりを持たせたくてepisod2まで待ってた人ですww (2020年9月27日 8時) (レス) id: ebb6d95e32 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - 零の過去編楽しみにしてます!ハックの過去編に関わりがあるんですね…… (2020年9月27日 8時) (レス) id: aeb8e19062 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 死んでませんから死なないで下さい;;!! (2020年8月25日 20時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - ミリアさん» わぁ。天使が見える。死んだのかな? (2020年8月24日 21時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 良いですよ。うちの子、貰っても良いですし、使っても良いですよ。香純「よろしくお願いします。(天使みたいで優しい笑顔)」 (2020年8月22日 22時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時:2020年8月8日 22時