第二期二十六話前編 [色彩の花火] ページ38
＿数十分後＿(雫視点)
雫 「遊んだねー！」
ヒサ「だね！」
カゲ「そろそろ帰ろうぜ。十分見て回ったろ。」
ヒサ「出店は終わったけどそろそろ花火の時間だしもうちょっとだけ！ね？」
カゲ「ア"ー、花火早く始まんないかなー。」
シデ「花火まで後何分なんだ？」
雫 「えーとっね、始まるのが二十時からだから…十分後かな。」
カゲ「それまで暇だなー。」
雫 「だねー。ボティスちゃんこっちおいでー。」
カゲ「なんでもうそんな仲良いんだよ。」
雫＆ボテ「さぁ？/仲なんて良くないぞ。」
シデ「息ピッタリだな。」
雫 「えへへー。」
＿十分後＿
雫 「そろそろだよ。」
ドドーン(花火の音)
綺麗に夜空に咲く花。
ヒサ「綺麗だねー！」
シデ「そうだな。」
綺麗だけど雫は少し悲しくなった。
皆と違う見えている世界。
花火は全て同じ色にしか見えなかった。
花火は光、モノクロにすると白になってしまう。
皆と違く見えている。それだけだ。けど今は何故かそれが無性に寂しい。
目から涙が溢れ出す。どうしょうもなく悲しくて悔しくて…
一番最初に声をかけてくれたのは意外にもボティスちゃんだった。
ボテ「なんで雫は泣いておるのじゃ？」
少し返答に困ってしまった。ちょっとの間迷って答える。
雫 「皆と同じ色の花火が見れないから少し寂しくなっちゃってね。」
ボテ「雫は色が見えないのか？」
雫 「うん。」
ヒサ「…」
カゲ「…」
シデ「…」
少し間を置いたあとボティスちゃんが口を開いた。
ボテ「ワシがなおしてやろうか？」
続く…
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - Dolphinさん» ありがとうございます！けど今も続いてますよぉ(*´▽｀*) (2021年1月23日 11時) (
レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
Dolphin - 最近読み始めたんですけど面白かったので続編を楽しみにしてます！ (2021年1月23日 10時) (レス) id: 9364273a7c (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - カゲチヨ大好きさん» ありがとうございます！！第三期まで行くとは思ってもいなかったです！！応援していただいて嬉しい限りです！！頑張ります！！ (2020年9月20日 15時) (レス) id: aac3056180 (このIDを非表示/違反報告)
カゲチヨ大好き - すみません。第３期ですね、 (2020年9月20日 11時) (レス) id: f63821bc92 (このIDを非表示/違反報告)
カゲチヨ大好き - 続編おめでとうございます！作者のペースでいいので、第３０期も頑張ってください！ (2020年9月20日 11時) (レス) id: f63821bc92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2020年8月8日 21時
