第一話：出会い ページ1
カゲチヨ視点
カゲ「ふぁ〜あ、クソねみぃ…」
大して難しくもない依頼に随分と手こずってしまい、もう辺りは真っ暗になっていた。
手元のスマホの画面に表示される００：０７の文字。人通りも少なくなる時間帯。
はぁ、と息を漏らす。
幸いにも明日は休日、ゆっくり寝れる。
とぼとぼと家路をたどる。
ふと左隣を見ると、馴染みのコンビニがあった。
ちょうど夕飯を食べていなかったな、と思いふらふらとコンビニへ足を向ける。
軽快な入店音。店員の気だるそうな「いらっしゃいませ」の声。
…何買おうかな。
＿＿＿＿
＿＿＿
＿＿
取り敢えずこちらもお馴染み動物の血とあんパンを買った。
これでお腹は膨れるだろう。
さっそくあんパンを手に取る。
袋を開け食べようとした瞬間、右隣りからガサリと音が鳴った。
場所からして小さな動物か、異宙人だろうか。
どうも気になってしまい、音の鳴った茂みの中を覗いてみた。
そこに居たのは、８歳位の少女。
闇の中でも映える白い肌と、白い髪。
隠れるようにうずくまっている。
転んだのだろうか、服に汚れや小さな破れが見られるが肌に傷が見られない。
そんな奇妙な少女に、まずは声を掛けてみる事にした。
カゲ「お前、ここで何して…」
ここでようやくこちらに気づいたようだ。
驚愕から恐怖へと表情が変わる。
『なッ！？や、やめ、いや、こ、こないで、来ないでください！！』
そう吐き捨てるように言うと、水か何かで出来た弾丸のような物を飛ばしてくる。
同時、紅色の目と紅い毛先が青白く発光した。
カゲ「！？痛ッ、おいちょっと、待てって…」
弾丸のようなものが頬をかすり、すぅと血が滲む。
とにかく止めようとするも、それを酷く拒絶しているため中々止められない。
そして二発目…
と、その時だった。
ふいに力が付きたようにパタリと倒れこんだのだ。
先ほどまで確かにあった弾はただの液体に戻り、地面へ溶け込んでいく。
青白く発光した髪も目を紅色に戻っている。
色々同時に起こり過ぎたせいだろう。
なにがあったのか全く理解ができなかった。
＿＿
待って、今度二連続するから。まじですみません
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陽炎/蜃気楼(プロフ) - ゆずまる@低浮上さん» おお！久しぶり！！読んでくれてうれしいよ(*´▽｀*)感想も細かくて本当にモチベ上がる！読んでくれたり反応くれたり諸々ありがとうね！！ (2021年9月12日 11時) (
レス) id: 1167ac42df (このIDを非表示/違反報告)
ゆずまる@低浮上(プロフ) - 久しぶり！やっと読めたぁぁもうめちゃ最高で夢中で読んでた！雫ちゃんもどんどん心開いていってカゲたちもみんな優しいしもう最高！！これから反応とか遅くなっちゃうけど絶対読むからね！！ (2021年9月12日 8時) (レス) id: 8273c2e352 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 星猫さん» 復習に関しては賛否両論ありますよね…雫ちゃんはお気に入りのオリキャラちゃんなので嬉しいです！！ありがとうございますm(__)m (2021年9月10日 20時) (レス) id: 1167ac42df (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 雫ちゃん可愛いです！私だったら、復讐しますね。 (2021年9月9日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - ゆずまる@低浮上さん» リメイク前より人間不信になってるからね…(僕自身いつ頃になるかわからないというガバっぷり、早く開いてくれぇ…) (2021年7月5日 23時) (レス) id: c9ecb5a106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽炎/蜃気楼 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1210kagero1/
作成日時：2021年6月7日 23時
