episode.37 ページ40
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そんな自惚れをしながら
少しふらつくAさんを支えながら階段を上がった。
そうすればするりとAさん本人から離れていく手。
あーあ。
やっと触れ合えたのに。
こんなもんか･･･。
｢Aさん。Aさんのダンス、めっちゃ綺麗で好きです｣
好きなんてまだまだ本人に伝えられないから
少し濁したような、俺の愛情表現を少し。
その俺の言葉に、一瞬また赤くなってから
にっこりと笑って
｢ありがとうございます･･･！私も、臣さんの歌、歌声好きです！｣
それだけ言い残して先に行きますとスタジオに戻ってったAさん。
俺はそれを見届けてから顔を覆ってその場にしゃがみこんだ。
無意識でやってんだったらほんと･･･。
こっちからしかけたはずなのに、ダメージは倍以上だ。
あの柔らかい微笑みは、ほんとにずるい。
あの天然は俺の思っているとおりにことを進ませてくれない。
｢ほんと･･･｣
誰も通ってなくてよかった。
そう思いながらゆっくり立ち上がって
俺もスタジオの中に入っていく。
｢臣おそいー！｣
最初に俺に気がついたのは隆二で
そばに来てから俺を気を使ったのか小さな声で
｢お腹の調子悪い？｣
って。
フッと笑ってしまって
その俺の反応に、本気で心配してんのにー！って。
通常運転。
｢全然大丈夫。自販機探してた｣
｢･･･そっか｣
そう答えた隆二はおの手を引いて臣来ましたーって。
｢何してたんだよートイレ長くねー｣
直人さんは俺への気遣いなしにそう叫ぶ。
その姿にもなんだか笑えて
なんか、現実に戻ってきた気持ち。
｢臣迷子だったらしいです！｣
｢なんでだよ｣
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layla(プロフ) - かえでもちちさん» コメントありがとうございます!凄く嬉しいです！待っててください！笑 (2019年4月4日 23時) (
レス) id: 7604ca25db (このIDを非表示/違反報告)
かえでもちち(プロフ) - 夢主が上の立場というのは中々無いので面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年4月4日 22時) (レス) id: f78011fcab (このIDを非表示/違反報告)
layla(プロフ) - るたち。さん» コメントありがとうございます!まだ少し遅くなりそうですが、調子が乗ってきたら、たくさん更新するので、待っててくださいね！ (2019年1月21日 23時) (レス) id: 25993da8da (このIDを非表示/違反報告)
るたち。(プロフ) - 更新愉しみにしていますね(´ｰ｀) (2019年1月21日 14時) (レス) id: a23aa7a3dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：layla | 作成日時：2018年9月1日 12時
