【銀魂】真選組の鈍感女中、食堂にて【坂田銀時】

心の中では素直になれる ページ17

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銀「いや…俺は別にいいけどさ、お前はいいのかよ」
　「はい、一人じゃ心細いというか」


じゃお前が先行けよ。


そう言って銀さんは私の背中を軽く押した。


指先が軽く触れる程度の感覚で、とても優しかった。


こういう一面もあるのか。


と、若干失礼なことを思いながら墓へ歩いた。


５年もの時が流れ、私の頭から墓の位置なんか抜けてると思っていたけど


体が勝手に動いてくれた。


兄がたまにくるのか墓は綺麗で、両親が嬉しそうに笑う顔が想像できた。


銀さんは少し後ろでそっぽを向いてくれてる。


タオルでそっと墓を拭き、手を合わせる。



　(５年も来れてなくてすいません。


　 今、真選組っていうところで働いています。


　 毎朝ご飯を作って、洗濯をしてます。


　 忙しいけれど、やりがいがあって皆さん優しくしてくれるんです。


　 あと、万事屋っていう不思議な職業も知りました。


　 社長はいちごみるくが大好きらしいおじさんで、


　 かわいい女の子と男の子を給料なしで働かせてるみたい。


　 けど、本当はすごく優しい３人だと思います。


　 かぶき町に来てよかったです。
　

　 また来ます。)

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