【銀魂】真選組の鈍感女中、食堂にて【坂田銀時】

持ち物への記名はしっかりと ページ15

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兄から貰った着物に着替えて髪も整える。


いつもやってることなのにドキドキと落ち着かない。


おかしくないかな。


３分に１回は鏡を見てる気がする。


ようやく家を出たときには、もう１２時だった。




買い出しで使うスーパーの前、


仕事終わりにたまに行く呑み屋さんの前、


休みの日に行くお団子屋さんの前、


見慣れた景色の中を歩いているのになんだか不思議で、


ずっと緊張してる。


その緊張は、幼いころに初めて一人でおつかいした時に似てる。


もう、５年も行ってないんだもんなぁ…


あんなにお世話になったのに。


　「はぁ…怒ってるかな」
銀「誰が？」
　「わ！！」


突然声をかけられて飛び上がる。


　「な、なんで銀さんが！」
銀「なんでって…ここ、万事屋の前だけど」


え？と横を見るとスナックお登勢が。


さらに上を見ると、万事屋が。


恥ずかしい。恥ずかしすぎる。


銀「考え事か？…ま、いいや。出掛けるんなら乗ってけよ」


ちょいちょいと親指で指したのはスクーター。


大きく【銀】と書かれてる。




自己主張の激しい記名だこと。

ほん怖見るとトイレに一人で行けなくなる→←保護者からの連絡は恐怖：土方side

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