【銀魂】不具合少女

ネジが六本@美咲 ページ7

ＮＯside

銀「あー…俺は坂田銀時」
神「私は神楽ネ！かぶき町の女王ヨ！」
新「僕は志村新八です。姉が一人います」

　「坂田さん、神楽さん、志村さん、ですね」

覚えた、よりもアップデート。
そういったニュアンスで復唱する。
名前は分かったが、今の生活について聞いていない。
神楽はハイハイ！っと手を挙げた。

神「Aは仕事してるアルか？」

好奇心でいっぱいになった少年のような表情で質問する。

　「仕事はしてません。ですが家はありますよ？」

銀時と新八は身を乗り出す。乗り出しすぎて、前につんのめりそうになった。
仕事をしていない。ということは給料もない。つまり俺たちと同じ…
なのに家があるとはどういうことだ。
とりあえず、その家まで連れて行ってもらうことにした。



銀「…Aちゃん…これは…」

目の前に広がるのは美しい緑。
すぐ横に流れる川。
ここは河原、なのだが…

神「Aはマダオと一緒アルか！？」

Aに家だと紹介されたのはダンボール。
側面には『私の家』と書かれている。
ふぅっと銀時はため息をついた。

銀「俺のとこ、来るか？」

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