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あの日以来CGSをやめていく一軍は多かった。
そして参番組のメンバーにもやめていく者もいた。
一軍の中でも会計士としてデクスターという男、トド、そして以前から参番組に優しく接してくれた整備士の雪之丞が残ることになった。
｢私もやれることはやらないと｣
参番組が大人たちから独立することになったときから、オルガはずっと今後の仕事に影響が出ないように自分たちだけでなく、辞めていく者に対しても配慮に配慮を重ねてくれていた。
玲亜は１年ほど手をつけていなかった母と姉に貰った手紙を開いた。
［なにかあったらブラーシーさんを頼ってね。なにか力になってくれると思うわ］
何度この人のところに逃げようと思ったことか。
訓練が辛くて、怪我した体が思うように動かなくて。
辛いことがある度にこの人のところへ逃げようとした。
しかし自分がここに逃げたことがバレたら迷惑をかけてしまうかもしれない。
そう思った結果、今まで1度も玲亜がこの人を尋ねたことはなかった。
しかし事態が事態だ。
資金援助でもなんでも今は貰えるものは貰っておかねば。
｢あなたが玲亜ちゃん？｣
｢初めまして。玲亜・レインです｣
電話をしてアポイントを取っていたからか、すぐに中へと通され、椅子に座った女性の元へと案内された。
｢初めまして。あなたのお母さんの学生時代の友人のマヤです｣
｢母になにかあったらここにと言われてたんです｣
本題に入るには早すぎただろうか。
だが、あまり悠長にしている時間はない。
｢お母さんは見つかったの？｣
｢いえ、あれからまだなにも｣
｢そう｣
玲亜の母親は玲亜をCGSに預けた2年後、ギャラルホルンに拘束された。
その後、今でもギャラルホルンに秘密裏に拘束されているのか、はたまた処刑されたのか。
新聞やニュースで報道されることもなく、玲亜も探す手段がなく半ば諦めていた。
｢あの人のことだもの。急にふらっと現れるわ｣
｢そうでしょうか｣
｢お母さんを信じてあげなさい。そういえばね、お母さんからの預かり物があるの｣
｢預かり物ですか？｣
その預かり物が玲亜の助けになるものなのだろうか。
話の流れからして資金援助の話ではなさそうだ。
では一体どうしてここを紹介したのか。
玲亜の頭には疑問ばかりが浮かんだ。
｢お母さんからMSっていうのを預かってるの｣
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咲理 - カオリさん» コメントありがとうございます！作者の咲理です。今、更新に使っていたパソコンが壊れてしまい、更新できませんが必ず復活しますので応援よろしくお願いします！ (2017年3月20日 14時) (
レス) id: 4ad5d78520 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ - オルフェンズが大好きな高校一年生です。次の作品がよみたいです。 (2017年3月7日 13時) (レス) id: 6756fb5e0f (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» (人''▽｀)ありがとう☆更新も頑張る！ (2016年5月20日 18時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - お互い頑張ろうね！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» もうすぐテスト範囲発表だから頑張らないと…Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2016年5月16日 17時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲理 | 作成日時：2016年3月24日 14時
