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オルガの提案で鉄華団の年長組たちは今晩、歳星にある飲食店でパァーっとやりに来ていた。
｢玲亜はお酒飲まないの？｣
｢私はいいよ。っていうかたぶん飲んだらいけないと思う｣
｢そっか｣
玲亜に酒を飲まないのかと聞いてきた三日月もあまり酒は進んでいないようだった。
｢今日はとことんまで行くぞー！｣
みなが飲み終わったときはオルガはベロベロの泥酔状態だった。
｢んじゃあ俺らはここで｣
｢俺はあれだからな！シノがどうしてもって言うから｣
｢はいはい。いってらっしゃい｣
｢一生帰ってこなくていいよ〜｣
シノとユージンとは一旦別れて、オルガ、ビスケット、昭弘、三日月、玲亜はイサリビに戻ることにした。
｢こんなオルガ初めて見た｣
まだ酔いが醒めないオルガは歩くこともままならないので、昭弘に担がれている。
｢やっとだ。やっと家族が作ってやれる。お前らにもやっと胸を張って帰れる場所が……｣
｢家族か……｣
｢こんなベロベロでも私たちのことは考えてるんだ｣
イサリビに戻ってからもオルガは起きる様子がなかった。
｢こんなところで寝てたら風邪ひくよ、オルガ｣
｢クーデリアさんが実質テイワズ預かりになるってことだもんね｣
｢反対した方が良かったかな｣
ビスケットと玲亜は三日月から、先刻マクマードがクーデリアにだけと言って2人でしていた話の内容を聞いていた。
｢どうして？｣
｢こんな大事なことオルガに聞かずに決めて｣
｢組織間の戦争なんてことになったらうちじゃあ手に負えないことくらいオルガにも分かってるはずだよ｣
もし話の通り火星の独立が実現すれば、火星の資源を巡って組織間での大きな戦争が起こってもおかしくはない。
そこまで起きてしまえば今回の仕事を成功させたとしても、鉄華団の手には負えないことは目に見えていた。
｢三日月が頭使うなんて珍しいじゃん。脳みそまで筋肉でできてそうなのに｣
｢脳みそって筋肉なの？｣
｢ごめん、もう忘れて｣
｢まぁ今までだって上手くいったから良かったけど、本当は今までだって俺たちの手に負えないことばかりだった｣
ギャラルホルンの襲撃、タービンズとの交戦。
少年たちだけで組織されている鉄華団がここまで地球行きを進められたことだけでも奇跡だ。
｢オルガの意地のおかげだね｣
｢まぁオルガにはもうちょっと俺たちを頼ってほしいんだけどね｣
その後もオルガに起きる気配が無かったので3人はオルガを食堂に残していくことにした。
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咲理 - カオリさん» コメントありがとうございます！作者の咲理です。今、更新に使っていたパソコンが壊れてしまい、更新できませんが必ず復活しますので応援よろしくお願いします！ (2017年3月20日 14時) (
レス) id: 4ad5d78520 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ - オルフェンズが大好きな高校一年生です。次の作品がよみたいです。 (2017年3月7日 13時) (レス) id: 6756fb5e0f (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» (人''▽｀)ありがとう☆更新も頑張る！ (2016年5月20日 18時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - お互い頑張ろうね！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» もうすぐテスト範囲発表だから頑張らないと…Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2016年5月16日 17時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲理 | 作成日時：2016年3月24日 14時
