お嬢様の日記帳〜KZ〜２

第69話 名前で呼べ ページ40

Aside


上「言いたかったのはこれだけ。わざわざ来てくれてありがと」


如「別に、わざわざ来たかいがあった！って思えることだったし！」


上「送ってく」


如「え、いいの？」


上「別に。彼女を送るくらい」


上杉が発した『彼女』っていう言葉にニヤけそうになる


ちょ、1人でニヤけてる人とか変人だから！


慌てて顔の表情筋に力を入れる


如「ありがと」


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一緒に帰ってて、最初の方は緊張して上手く話せなかったけどだんだん慣れてきていつもと同じように話せてきた


如「いやあ上杉から告られるとは思ってなかったわ〜」


上「そうか？」


如「えー、上杉って恋愛とか興味ねーとか思ってそうじゃん」


上「まあ、な」


如「美門に影響された？」


上「かもな」


如「…上杉、どうかした？」


上「え、いや…。俺は会った時からあだ名で呼べって言ってきて俺はあだ名で呼んでんのに」


へ？


上「なのにAは俺の事、上杉って呼んでるから…」


上杉の顔がだんだん赤くなっていく


つまり…


如「苗字呼びをやめろ、と？」


上「…おう」


って事は…和典…！？


( ˙꒳˙ )oh......


呼べっかな


呼ばなきゃな！


如「分かったよ！和典！(,,･ω･,,)」


上「！////」




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上杉side


Aに名前で呼べって自分で言ったけど…


いざ呼ばれると破壊力やばかったな


つーか、和典って言った時可愛かったな…


って俺！？


何考えてんだろ


はあ、俺も彼女が出来たのか。


実感ねえな

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