俺と……ハイエナもいるっスよ〜 ページ11
Aのことを言われ、怒りがわいた。
お前があいつの何を知っている。
あいつがお前に何かしたのか？
Aは俺のモノだ……手を出すなっ！！！
「レオナ様！！」
Aの声がした。
こんなところにいる筈がないのに………
A……
「ぁ……ユウ？」
「先輩！」
鼻をくすぐるAの匂い。あいつがいるわけない。それなのに、この匂いと背中から伝わる温もりはなんだ……？
監督生に、もう落ち着いたと頭を撫で、一歩踏み出そうとした時、背中から腰に回る華奢な腕に気がついた。
「……A？」
振り返れば、何よりも尊い俺だけの華。
今にも泣き出しそうにしつつも、堪えるように唇を噛むその姿に、感情がかき乱される。
「ラギー…人払いしろ」
「え、は…はぃっス……」
「さっさとしろっ！！！」
離れようとする腕を掴む。
「お前はここにいろ………」
「……はい」
＿＿＿
今日のは、レオナさんのオーバープロット事件の次に修羅場でしたねぇ…
妙な胸騒ぎがしてレオナさんの部屋を覗けば、甥っ子くんの首に手をかけているレオナさん。
ジャックくんと一緒にいた、監督生を巻き込んで止めに入るも、オレは裏拳でぶっ飛ばされた。
ジャックくんは察して先生方呼びに行ってくれたみたいっスね……
2人とも何度かぶっ飛ばされつつも、甥っ子くんをどうにかレオナさんから引き剥がしたら、知らない匂いが部屋に入ってきた。
扉からではない。レオナさんの側から……
儚げな美人。その人がレオナさんに抱きついた瞬間、レオナさんの動きが止まった。
『あぁ…この人が』
レオナさんが離したくないって言ってた人だ。
ジャックくんは学園長を呼んできたようで、学園長は「夕焼けの草原の王室からなんて言われるか…というか、あの人は……どうやって入ってきたんです？」とブツブツ言いながら頭を抱えていた。
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まいにゃん(プロフ) - Aの化身さん» コメントありがとうございます！ (2020年8月18日 21時) (
レス) id: cdb448599a (このIDを非表示/違反報告)
Aの化身(プロフ) - これは伸びる……。レオナってきっと大切な物ほど手元に置いておきたいイメージがあるから、こうやって女性へ想いを馳せる彼は何より王族らしくて格好良いなと思いました。凄く面白かったです。 (2020年8月18日 21時) (レス) id: b8de8932f8 (このIDを非表示/違反報告)
まいにゃん(プロフ) - ぱりすめんさん» コメントありがとうございます！ (2020年8月9日 6時) (レス) id: cdb448599a (このIDを非表示/違反報告)
ぱりすめん(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します！勢いで読み進めてしまいましたがまず、チェカくんの設定が性癖に刺さりまくりました、ありがとうございます。とっても面白かったです、これからも素晴らしい作品を作ることを応援しています。 (2020年8月9日 0時) (レス) id: be542bd55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1204Sixh | 作成日時：2020年7月31日 15時
