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余韻 ページ30

「終わったな」
「はい……」
夕暮れに染まるシュートスタジアム。
誰もいない観客席に2人で座っていた。
特に示しあわせた訳ではない。オレは、今日のバトルの余韻に浸っていたかった。
「Aは?仕事の話は終わったんだろ?」
バトル後、ローズさんに呼ばれたAは、マネージャーと一緒に貴賓室の方へと向かっていた。
「はい。マクロコスモス専属のモデルをやらないかって……」
「受けるのか?」
「まだ……考えてます」
「そっか」

静寂。それすらもAとなら心地好い。

「凄かったな」
「本当に。キバナさんがサポートしてくれなかったら……はぁ〜っ、カルネもダンデさんも……チャンピオンの壁は高いなぁー!」
「違う。Aがだよ」

今日のAは、一段と輝いていた。

「え……?」

そうだ、オレは……

「A、オレとバトルしようぜ」


.

バトル。そして…→←エキシビションマッチ 6



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作者名:1204Sixh | 作成日時:2020年6月23日 15時

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