ドラゴンストームの初恋 (ページ25)

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エキシビションマッチ 2 ページ25

「選手入場です！まずは、カロス地方チャンピオン、A選手ー！！」
リザードンと共に入場した彼女は、「絶対に勝つ」強い意志を瞳に宿していた。
……さっきまで、一人で入場が怖いと言っていた姿とは雲泥の差だ。

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「え、本当に無理です」
「ですが……進行上として」
「お願いします！リザードンと一緒ならいいんです！！」
「あー…オレからも頼むわ」
「こんな土壇場で………」
オレもそう思う。しかし、一人でスタジアムに立つことは、克服できなかった。
「あ、委員長申し訳ありません。…はい、はい………よろしいのですか？分かりました。伝えます。……委員長から「昨日同様、魅せてくれるバトルを期待しています」……と。それならば、リザードンとの入場をきょk「ありがとうございます！！」……はぁ」

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「続きまして！ガラル最強！無敗のチャンピオン…ダンデ選手ーっ！！！」
相変わらずの歓声。それに応える姿はムカつくくらいに堂々としたものだ。
チラリとダンデの登場した先を見ると、そこには予想しない人物が立っていた。
Aも気がついたのだろう。リザードンに向かってあわあわしている。

「おいおい……こりゃ益々負けられねぇな」

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