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「釘崎!」
「わからいでか!!」
「甘いねぇ…」
「伏黒!」
開始後10分経過。
あーあ。一方的。
悠仁が攻めて、釘崎に隙をつかせた攻撃。恵は攻守両方……が、Aの有利は変わらない。ってか、欠伸してるし。
「ま、去年もこんなだったか」
去年は憂太もいた分、人数的には今年の方が圧してるかな?
20分経過。
バキン…ッとAが使っていた棍の折れる音から、戦局が動いた。
釘崎の釘と恵の式がAを襲う。追撃する悠仁の拳。Aは防御に集中して、反撃できずにいる。
「そろそろ…かな」
空気が変わる
「柘榴…」「はいっ!そこまで!!」
A……てか柘榴の前に手を広げる。
「Aの番……どけよ。そいつら喰う」
「今日はキミのお披露目会だよ。さ、A。深呼吸。此処にいるのは呪霊じゃない。僕たちのカワイイ生徒たちだよ」
空気が一瞬で変わった。
後半歩踏み込んでいたら、俺の右肩から先は無くなっていただろう。
年の割には修羅場をくぐってると慢心していた。
後半瞬、式の展開が遅かったら、俺はこの世に存在しなくなっていただろう。
冷や汗が止まらない。
後半瞬、五条先生が私を突き飛ばすタイミングが遅かったら……やめやめ。今はこの空気に飲まれないようにしないと。
「A、大丈夫。僕はここにいる………落ち着いた?」
Aの浅かった呼吸が、いつものリズムに落ち着いてきた。
さて、1年生トリオは……冷や汗が止まらないねぇ。当の柘榴は、「喰うもんねぇなら消える」とAが落ち着いたら消えていた。と同時に緊張の糸が切れたように、釘崎がへたりこむ。恵と悠仁も膝に手を置いて、深呼吸をしていた。
「鬼…って言えば、分かるね?」
「Aの術式だ。特級呪霊と同じ…相性によってはそれ以上の強さ」
「僕の最愛の妻。強さも折り紙付きさ」
さて、明日からのAへの関わりかたがどうなるかな?
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小夜(プロフ) - 通常であれば呪術師と書くのが一般的だと思うのですが、あえて呪術士にされているんですか? (2020年12月7日 17時) (レス) id: 7678b86322 (このIDを非表示/違反報告)
まいにゃん(プロフ) - みさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年10月19日 22時) (レス) id: cdb448599a (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - 最新話の貴方が貴女になってます、突然すみません(汗) (2020年10月19日 20時) (レス) id: ecada4069d (このIDを非表示/違反報告)
まいにゃん(プロフ) - 緑茶さん» コメントありがとうございます。子ども……は、今のところ登場予定はありません。一応原作に沿って作っていこうと思っているので。番外編とかで書きたいと思っています。 (2020年9月16日 18時) (レス) id: cdb448599a (このIDを非表示/違反報告)
緑茶 - 面白いです!!五条先生の結婚verが少ないので嬉しいです(泣) 後々、子供とか登場してきたりしますか?個人的には登場して欲しいなぁと、 (2020年9月16日 17時) (レス) id: 4556abf82f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:1204Sixh | 作成日時:2020年9月14日 20時