12話 ページ14
「あ、遅かったなぁ、待ちくたびれてもうたわ…」
「すいません…少し図書室で読書を……」
「…その敬語どうにかならん？距離感じて嫌なんやけど」
拗ねたように口を尖らせて、小さな子のようにブスっとした顔でこちらを見る。
……確かにこれでは、純粋な子供のようにも見えるな…
「…天使様ですよ？敬われる、上の立場でしょう？」
「俺がいいって言ったら良いんや！俺のが上なんやろ？なら黙って聞くべきちゃうん？」
「……分かった。」
このままだとイタチごっこが始まりそうだったので、早々に折れることにした。
それに、確かに上の立場からの言葉は聞くべきだったし、行ったの私だったしで、墓穴を掘ったのは言うまでもない。
「それで、私はどうして呼ばれたの？」
「えっと…最近悪魔にAが会ったって聞いたから、友達紹介してやろうと思ててん。」
会った(誘拐)だったけどね。とは、言えるはずもなく。やって来ましたは久し振りの魔界。
あれ、さっきも見たな……
「おーい、大先生！居らんのか〜！？」
「毎度毎度近所迷惑やって言って……え、女の子………？シャオちゃん、いくら何でも誘拐は…」
「大先生に言われた無いわ。彼女何人や？何股や？言ってm「どうも、色欲の悪魔アスモデウスで通ってますぅ、大先生とでも呼んでな、お嬢さんお名前は？」……」
トンデモ話が飛んでくる前に、焦りながらもシャオロンの話をぶった切って、私に話を振ってきた大先生？
…あれ、こんなに名前バラしていいんだっけ？
「大先生ってのは、俺がつけたあだ名な。だから呼んでも大丈夫や。」
「へぇ…私は古ヶ崎 Aです。宜しくお願いします、大先生さん」
「先生が敬称やし、さんは要らんよAちゃん。こちらこそ、よろしくなぁ」
「んで、今日軍団は居らん？アイツらにも会わせたかってんけど」
すると、大先生は頭を掻きながらへらっと笑い
「さっきまで居たんやけどな…ほら、アイツら自由やし、方や用事があるって言ってたし、方や怠惰の悪魔やぞ。……悪いけど今日は居らんな…」
「ふーん…じゃ、予定変更するか、シッマに会いに行こう！」
「シャオちゃん、何でもありやんな…」
大先生は、半ば呆れた顔で言ったが止める気は微塵も無いらしい。
シッマ、と言うのもまたあだ名なんだろうな。どんな人なのだろう？
「シッマ…シッマかぁ。機嫌がいい事を願うばっかりやな。」
「良し！行こうや！」
不安でしかないけどなぁ？
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へみおらのりりぃ - すごく面白い！ 更新待ってまーす！ (2022年12月11日 5時) (
レス) @page29 id: 9448ccf0f8 (このIDを非表示/違反報告)
朱蛛(プロフ) - 夢女で悪かったなさん» コメントありがとうございます！ちょっと、色欲は扱いずらくて…( ；∀；)この小説をR指定する訳にもいきませんし…苦肉の策の「色欲＝遊び人」って感じですねᕕ( ᐛ )ᕗそれはそうと、主人公に寄り添って何がしたいんでしょうね？(ˆωˆ ) (2022年12月6日 23時) (レス) id: 0c20be0e3f (このIDを非表示/違反報告)
夢女で悪かったな(プロフ) - 文頭読んだら「全て嘘」って、天使と繋がりあってもやっぱり悪魔してますね。これだからutさんは… ただの私の感想なんですけど、utさんって他の方々と違って遊びとして捉えてる感じがする…？ よくわからないけど一線引いてるって感じがするんですよね…(そこも好き) (2022年12月6日 22時) (レス) @page26 id: 6eeb9ee70c (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 朱蛛さん» お返事ありがとうございます！はい！それで十分ありがたいです！活動頑張ってください！！ (2022年11月27日 23時) (レス) id: 1423256604 (このIDを非表示/違反報告)
朱蛛(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！そうですね…次回の更新から区別を付けさせて頂きますね( ˙꒳˙ )ゝ既存のは文字数がオーバーしてしまうので…grやtnという感じでも宜しいですか？ご指摘、ありがとうございました！∠( ˙-˙ )／ (2022年11月27日 13時) (レス) id: 0c20be0e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蛛 | 作成日時：2022年11月5日 22時
