1話 ページ2
「…い、………おーい、こいつ死んでん？はよ起きんと、ハエの餌にしてまうで〜」
「っはい！起きた、起きてます！！！」
「ん、元気そうで何より」
物騒なモーニング(？)コールかと思えば、おどろおどろしい周りの風景に、カラスの様な黒い翼を持つ水色の髪の青年が、倒れ込む私の顔を覗き込んでいた。
「君、Aちゃんやろ？あのイカれた信仰してくる奴らの娘や思ててんけど…違った？」
「あ…はい。」
そぉかぁ！と笑顔の青年は、両親がマモンと呼んだ悪魔なんだろう。
…なんか、悪魔よりも天使レベルで明るいのは気にしちゃいけないだろう。
「俺は優しいからな！良いこと教えたる。
ここでは名前を簡単に言ったらアカンで？俺はもう知ってもうてるからしゃあないけど、相手の名前を知ってるって事は、相手を支配できるって事やから、な？
あんま言いふらしたらアカンから、覚えとき！」
いや、もう既に知ってる人に言われても説得力に欠けるんですけど…
そんな言葉は飲み込んで、彼の話を大人しく聞く。さっきの事がホントなら、簡単に逆らえないってことだからね。
「ま、君人間なんやろ？ここに居たら他の奴らに捕まって食われてまうかも！」
「そんな野蛮なんですか……」
「あんた、冷めてんなぁ…」
ガックリと大袈裟に項垂れてみせると、ガバッと起き上がり私の肩を掴んだ。
「この際はっきり言うけどな、ここにあんたが居ると俺が怒られるんや。だから」
私の足元に魔法陣が広がる。しまった、もう避けられないじゃないか！
彼は読めない文字が書かれた紙を私に手渡すと
「天国に一名様御招待！」
と言い、指を鳴らした。
急に景色が変わったと思うと、地面が見えない高さからの急降下、今度会ったら殴ってやる……！
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へみおらのりりぃ - すごく面白い！ 更新待ってまーす！ (2022年12月11日 5時) (
レス) @page29 id: 9448ccf0f8 (このIDを非表示/違反報告)
朱蛛(プロフ) - 夢女で悪かったなさん» コメントありがとうございます！ちょっと、色欲は扱いずらくて…( ；∀；)この小説をR指定する訳にもいきませんし…苦肉の策の「色欲＝遊び人」って感じですねᕕ( ᐛ )ᕗそれはそうと、主人公に寄り添って何がしたいんでしょうね？(ˆωˆ ) (2022年12月6日 23時) (レス) id: 0c20be0e3f (このIDを非表示/違反報告)
夢女で悪かったな(プロフ) - 文頭読んだら「全て嘘」って、天使と繋がりあってもやっぱり悪魔してますね。これだからutさんは… ただの私の感想なんですけど、utさんって他の方々と違って遊びとして捉えてる感じがする…？ よくわからないけど一線引いてるって感じがするんですよね…(そこも好き) (2022年12月6日 22時) (レス) @page26 id: 6eeb9ee70c (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 朱蛛さん» お返事ありがとうございます！はい！それで十分ありがたいです！活動頑張ってください！！ (2022年11月27日 23時) (レス) id: 1423256604 (このIDを非表示/違反報告)
朱蛛(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！そうですね…次回の更新から区別を付けさせて頂きますね( ˙꒳˙ )ゝ既存のは文字数がオーバーしてしまうので…grやtnという感じでも宜しいですか？ご指摘、ありがとうございました！∠( ˙-˙ )／ (2022年11月27日 13時) (レス) id: 0c20be0e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蛛 | 作成日時：2022年11月5日 22時
