娘さん 29 ページ29
目を覚ましたAは、時計を見た。
『4:35…か。』
微妙な時間に起きてしまったな、と内心後悔するA。
近くにあった体温計を手に取り熱を計る。
その時気づいた。
床にうらたぬきと坂田が気持ち良さそうに寝ていることに。
センラの部屋からは何も聞こえないが電気は付いているから本人はそこにいるのだろう。
志麻の部屋からは、パソコンの音やゲーム音が聞こえるため実況中なのだろう。
熱は、38.5
薬を飲んでも38度以下にはならないみたいだ。
やはり、坂田の言っていたことは本当なのか。
『っ……トイレ。』
重い身体を起こし、床に寝ている二人を起こさないようにゆっくり立ち上がる。
『ゎ…!…あぶない、』
高熱な為、立っている所か座っていることまで辛いAは時折よろけてしまう。
壁等に捕まって無事トイレまでたどり着いた。
済ませたあとは、さっきみたいに壁に捕まりながらの移動だった
…はずなのに。
『っ…きもち、わるい』
急に胸がモヤモヤし始めて立っていることができなくなった。
もう、むり。
そう思ったとき誰かに抱き締められた。
『まー…しぃ』
いつの間にか部屋から出てきていた志麻が助けてくれたのだった。
志「どこ行くつもりやったん!?ぶっ倒れたら、もとも子もないやろ」
顔は真剣でも、言葉は優しい志麻だった。
『トイレから出てきたら…きもち、わるくなっちゃって』
志「呼べば良かったのに言うても寝てるし部屋にこもってるしやからなぁ。すまんな、…もしかして吐く?」
『ううん、胸がモヤモヤするだけ…大丈夫』
志「あんま食べ物食べてへんからやない?果物でもええから口に入れとき?」
『うん、そーする』
ここにいる皆、全員看病上手だなと思ったAだった。
+++
作者の桜庭美零です
皆さん台風大丈夫でしょうか?
こちら深夜投稿だった為、酷い風と雨です。
家の壁壊れましたよ(`;ω;´)
作者、東北住みですからね。只今ピンチです。
台風さん、私達に何の恨みがあるんですか!?
そう言いたいくらいです…。
これ以上被害は出てほしくないです。
皆さんも十分お気をつけくださいm(_ _)m
839人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美零(プロフ) - さくさん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただいてる方がいると思うととても心強いです。ほんとうにありがとうございます (2019年8月1日 20時) (レス) id: 76514c21bd (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2019年7月28日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
美零(プロフ) - 咲魔_ジャジャ麺さん» リクエストありがとうございます!少々お待ちください! (2019年2月10日 14時) (レス) id: 76514c21bd (このIDを非表示/違反報告)
咲魔_ジャジャ麺 - リクエストなんですけど夢主ちゃんがTwitterやるというのを見たいです、会ったらすいません (2019年2月8日 16時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
美零(プロフ) - Yuki@萌え探求者さん» リクエストありがとうございますぅぅ!助かりますw少々お待ちください! (2018年9月27日 15時) (レス) id: 76514c21bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜庭美零 | 作成日時:2018年8月19日 10時