働き始めたバーで絡まれる話�� ページ3
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Aがマスターと働き始めて
もうすぐ1ヶ月になる。
要領がよかったのかホールでの接客も
片付けやオーダーを取るのも卒なくこなしていた。
元々行きつけのバーだったことから
メニューはだいたい頭に入っているのと
常連さんの顔見知りが多いことも
その要因の1つだろう。
カラン♫
ドアが開いてベルの音が鳴った。
マスターとカウンターで準備をしていたAは
笑顔を浮かべると声を掛けた。
「いらっしゃいませ。」
「Aちゃん、マスター、こんばんは。」
「吉村さん、こんばんは。何になさいますか??」
「とりあえずビールで。」
「かしこまりました。」
マスターの前に座った吉村は常連の1人。
Aはマスターの隣からおしぼりを手渡した。
「吉村さん、今週は3日も来てくれましたね。
わたしは会えてうれしいですけど
奥さまに怒られません??」
「ははっ、大丈夫だよ。
あんまり長居してないからね。
それにマスターだけでも寄るけど
Aちゃんが働き出してからは
ここに来ればいつでも顔見れるから
ついつい寄っちゃうんだよね。」
吉村がそう裏表のない顔で笑う。
「Aさんが働いてくれるようになってからは
常連さんも来店頻度が上がってますからね。」
「でもマスターじゃなかったら
わたし働いてませんよ??」
「本当にいいコンビだよね。
見てるだけでホッとするんだ。
バーには大事なことだね。2人も何か飲んで??」
「では頂きましょうか。」
マスターはグラスにビールを注いで用意した。
「本日もご来店ありがとうございます。
素敵な時間になると幸いです。」
「いつもありがとうございます、吉村さん。」
「こちらこそ。乾杯。」
3人はグラスを合わせて口を付けた。
しばらく談笑しているとボチボチ
常連が顔を出し始めた。
Aはカウンターから出て話し相手を
しながらお客さんの様子を見て
空いたグラスを下げながら
注文を取ったりと滞りなく仕事を進めた。
「今度デートに誘おうと思ってて…
でも緊張して何話していいかわからなくて。」
「お相手の方はお酒飲まれるんですか??」
「好きって言ってたよ。」
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むちょ - とってもとってもとっても素敵なお話でした！！一気に読んでしまいました('ω')3人で幸せでとっても良きでした！ (12月14日 17時) (
レス) @page2 id: a1b97b3e35 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けると嬉しいです(◍•ᴗ•◍)わたしも書きながらニヤニヤしてます笑 (2023年2月20日 5時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです‼️ニヤニヤしながら読んじゃいました！ (2023年2月19日 1時) (レス) @page19 id: ac76470a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年1月19日 17時
