働き始めたバーで絡まれる話�� ページ4
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「それなら1軒目にフルコースじゃなくて
軽めのフレンチかイタリアンでワインを
少し飲ませてみたらどうですか??
お酒好きならもう少し飲みたいって
なると思うんで、頃合いを見てここに
連れて来てくれればわたしたち
バックアップしますよ。ね、マスター??」
「それはいいですね。
Aさんもいることですし
お相手の肩の力も抜けるでしょう。」
常連の1人の恋愛相談を受けてそう言うAに
他の常連たちは笑って囃し立てた。
「Aちゃんみたいな別嬪さんがいたら
恐縮しちゃうんじゃないか??」
「Aちゃんとどっちが綺麗なんだよ??」
「Aちゃんは俺じゃ
手の届かない高嶺の花だし。
それにAちゃんはもちろん綺麗だけど
彼女だって俺にとってはすごく綺麗な人だよ。」
「みなさん、悪ノリしすぎですよ。
顔が綺麗とかそういうことじゃないでしょ??
自分にとってその人が1番なら
それでいいんです。」
Aは常連たちにそう言って笑った。
「わたしも最近やっとその1番が
分かったくらいだから、あんまり
説得力ないかもしれないですけど。」
「そんなことないよ。
Aちゃんみたいに誰からも好かれるコが
この人って決めたんだから
それはすごいことだよ。」
「…そのやさしさでお相手に誠実に
向き合えば、きっと上手くいきますよ。
頑張ってくださいね。」
「うん、ありがとう!!」
思い詰めたような顔をして来店した常連は
笑って頷くと帰って行った。
グラスを下げて、カウンターを拭くと
マスターの隣で洗い物をした。
「しかし、Aちゃんの彼氏たちは
最近見ないけど忙しいのか??」
「そうみたいですよ。
帰るのも遅いみたいだし。」
カウンターに座る常連は蘭や竜胆とも
何度か行き会っていて2人がどれ程
Aを溺愛しているのかも見ているため
あえて話のネタにしている節がある。
「あんなイケメンじゃ
夜遅いと心配になんないの??」
「まぁ、わたしも前は
そんな感じだったから何とも…
接待で女のコいるお店行ったりとかは
あるみたいですけど、お互いがちゃんと
監視してるみたいだから一安心ですかね??」
「それは逆ですよ、Aさん。
2人がAさんに疑われるようなことで
愛想尽かされないようにと頑張ってるんです。」
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むちょ - とってもとってもとっても素敵なお話でした！！一気に読んでしまいました('ω')3人で幸せでとっても良きでした！ (12月14日 17時) (
レス) @page2 id: a1b97b3e35 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けると嬉しいです(◍•ᴗ•◍)わたしも書きながらニヤニヤしてます笑 (2023年2月20日 5時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです‼️ニヤニヤしながら読んじゃいました！ (2023年2月19日 1時) (レス) @page19 id: ac76470a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年1月19日 17時
