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「お前は金になる女だ。昔からそうだったろ??
中学生とは思えない美貌と危うげな色気で
たくさんの男から金巻き上げたんだもんなぁ??」
「お金ならあげる。欲しい額いくらでもいい。
その代わりわたしの前に2度と現れないで。
もう、オジさんの思い通りにはならない。」
「そんな話聞けると思ったか??
お前がムリならそのコでもいいんだぜ、俺は。」
そう言って男は波音に視線を向けた。
「このコは何も関係ないでしょ。」
「嘘つくなよ??このコだろ。
お前の唯一のオトモダチ。
昔からよくつるんでたもんなぁ??」
「…ねぇオジさん、場所変えない??わたし、
ゆっくりお話したいなぁ。久しぶりだもんね??」
Aの返答に男は嬉しそうに笑って見せた。
「…利口な女だなぁ、A。
俺は昔からそんなお前が大好きだぜ??」
Aは男の手をそれとなく払うと、財布から一万円を出すとカウンターにそっと置いた。
静かに自分を見つめていた波音に微笑むとその頬にキスをした。
「波音ちゃん、またね。
マスターもすみません。」
「A、待ってっ…」
「大丈夫。わたしはもう負けたりしないよ。
お兄ちゃんがそう言ってくれたんだから。」
Aは縋るように手を伸ばした波音の耳元でそう小さく囁いた。
そしてカバンからマンションのカギを取り出すと、その手に握らせた。
「もし、1週間経っても連絡なかったらわたしの
大好きなコたちのこと見に行ってあげて??
波音ちゃんにしか頼めないから。」
綺麗に微笑んだAはそっと波音から手を離して、男とともにバーを後にした。
「…っどうしよう、マスター…
Aがまた遠くに行っちゃうっ…」
「…蘭さんに、連絡してください。」
「…ぇ??竜胆くんじゃ…」
「…竜胆さんでは冷静に対応出来ないかと。
その点、蘭さんでしたらきっと
解決策を見つけてくれます。」
苦い表情のマスターをしばらく見つめた波音は力強く頷いて、連絡先を交換したばかりの蘭に電話を掛けた。
『…おー、波音チャンどうしたー??』
「蘭さんっ、Aが、Aがっ…」
『…波音チャン、今どこいんの??』
いつもの緩い調子で電話に出た蘭は波音の様子に何か察して声を落としてそう訪ねた。
「…今、バーで…」
「波音さん、私に代わってください。」
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
