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Aの常連たちは目敏くぬいぐるみを見つけると一緒に写真撮らせてと声を掛け


ご機嫌に笑うとゲンガーと写真に収まった。


そして階段を登ってVIPルームに戻った。


波音に突撃するような勢いで突っ込み、にこにこと笑った。




「波音ちゃーん、ゲンガーくんが
 わたしのところに来てくれたよ!!」



「えー、可愛いね!!良かったじゃん、A。」



「うん!!嬉しいー!!」




波音の隣に座ってギュッとぬいぐるみを抱いて


大層嬉しそうに笑うAを蘭はスマホで写真に収めると


隣に腰掛けた竜胆を見た。




「お疲れー、竜胆。お前あれ持ったまま来たの??」



「…そうだけど。そもそも兄ちゃんが昼から
 Aのこと連れ回して迷惑掛けるからだろ。」



「えー、蘭チャン迷惑掛けてねぇけど??


 ゲンガー持ってる竜胆の写真撮りたかったわ。
 俺の弟ホント可愛すぎんだろ。」




蘭が真顔でそう言うと竜胆は口元を引き攣らせた。




「…マジでやめて、兄ちゃん。」




2人のやりとりを見ていたAと波音はケタケタ笑った。




「仲良しだねー。」



「兄弟で仲良いのは羨ましいよねー。」



「だろー??俺ら昔から超仲良しだからなぁ。
 2人は兄弟とかいねぇの??」



「あたしは妹いるけど家出てからずっと
 会ってないから今どうしてるかな??」



「わたしもお兄ちゃんいるよー。」




Aの言葉に波音は一瞬、ほんの少しだけ哀しそうな顔をしたが笑った。




「2人の血縁なら顔面強ぇんだろうな。
 写真ねぇの??」




蘭は興味本位で言った。




「うちのお兄ちゃんは確かにイケメンだと思う!!


 波音ちゃんの妹ちゃんはねー、
 タイプ全然違うけど可愛い!!」



「へぇ。俺と竜胆の方がイケメンじゃね??」



「2人はカッコいいと思うよー、ホントに。


 ぱっと見はそんなに似てないけど
 よく見ると目元そっくりだよね!!
 竜胆くんが男顔で、蘭くんが女顔って感じ。」



「Aチャンは竜胆の方が
 タイプって即答してたよなぁ。
 波音チャンはどっちが好みー??」



「それはお兄さんて言っておきます。」



「気遣いどうもー。」



「でも波音ちゃんは美人顔好きだから
 確かに蘭くんは結構タイプだよね??」



「うん。性格はさておき、顔に関しては
 モロ好みです。ご馳走さまです!!」



「っはは!!ヤバいわ波音ちゃん。面白い。」




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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました!性格悪い夢主ちゃんいいですね!!これから楽しみにしてます!無理をなさらず頑張ってください!! (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:YUMi | 作成日時:2022年11月12日 18時

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