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帰らないっていう選択肢があるのか。帰らないとしたら......なんて考えると、汗が噴き出てきた。
『梅ちゃんの誕生日を祝いたいなぁ、とか...』
もう少しで日付が変わる。
梅原「...」
『...』
これは、誘われてる...？丹野に？
止まりそうな思考をなんとか動かして会話を繋ぐ。
梅原「......いや...いいよ、気ぃ遣わなくて。今日は俺が連れて行きたかっただけだし」
『気を遣ってるわけじゃないよ。でも私ばかり楽しい思いをさせてもらって』
梅原「俺だって楽しかったから良いんだよ」
『でも、あんなにエスコートしてくれたのに』
梅原「まだ言うか...」
『じゃあ...正直に言うね？』
錯覚なのか、丹野の瞳が少し潤んでいるように見えた。ゆらゆらと揺れる瞳に、俺が映っているのが見えて、息を呑んだ。
『私がそうしたいの。もうちょっと一緒に居たい』
恥じた表情になけなしの遠慮は崩れ去った。これを断れる男がいるのなら、今すぐ呼んで来て欲しい。
梅原「...わかった」
俺も含めて周りにそんな鋼のメンタルを持った男はいないはずだ。
西山「先日ねぇ、立て続けに誕生日の方々がいましたので、花江くんとお祝い会を企てたんです。夜遅かったんですけど皆んなで集まりましたねぇ〜」
梅原「はい」(低音)
西山「本当はその日はスケジュールの都合上集まれないと思ってたんですけど、やっぱり意地でも集まろうよっていう話になって。3月7日の深夜でしたけど」
梅原「...はい」
西山「誕生日の方というのが丹野Aさんと、増田俊樹さんとここにいる梅原さんなんですけど」
梅原「はい」(怒)
西山「...あれ、嬉しくなかったですか？」
梅原「そうっすね」(即答)
西山「www梅ちゃん結構盛り下がってましたよね」
梅原「あんな時間に呼び出されてね、そりゃ不機嫌にもなりますよ」
西山「増田くんとAはかなり嬉しそうでしたけどね〜w三人の温度差が面白かったですぅw」
梅原「西山が丹野に連絡してたの？」
西山「うんwww梅ちゃんも一緒だって言うから、�牴燭箸�して連れてきてくれない？�瓩辰討�願いした」
梅原「...本気で騙されたんだよなぁ」
西山「え、どういう風に誘われたの？」(すっとぼけ)
梅原「言えるか！w」
西山「言えないそうですよ〜。僕ね、どうやって連れてきたのか聞いたんですけど...梅原さんもちょろい男なんだなーとw」
梅原「...」
西山「最っ高のハニートラップでしたね！」
梅原「黙れ」
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gtuysut5843…(プロフ) - 好き！！！！控えめに言って神！！！！泣けるし、笑えるし、いい話だし！！！声優さんたちとの関係性もすこです…続編楽しみにしています！！！ (2022年7月26日 2時) (
レス) @page50 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ひまなみ(プロフ) - 作品読みました！もう！あーーー！！ってなるほどもどかしく、でも面白くて最高です！！更新頑張って下さい！！ (2022年6月16日 7時) (レス) @page50 id: e0f8058dad (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 作品読ませていただきました。日常的な会話や、感動シーンまで全てにおいて素晴らしい作品だと思います！この小説はとても面白くて好きなので、更新楽しみにしてます。 (2022年4月30日 17時) (レス) @page49 id: a995b7f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - きららさん» ありがとうございます！もっと上手く話を書きたいのですが難しいですね〜。亀更新ですがよろしくお願いします〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - 夜野 望さん» ありがとうございます！更新遅いですがお付き合いください〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祭 | 作成日時：2021年7月14日 0時
