夢見る歌うたい【DREAM!ng】

7 5時なので帰ります ページ8

「皆さん静粛に願います。」




特進生以外の新入生も集まった広間で私ら3人(2人)は寮について説明する。
幽はカーテンに隠れて1年生か本気でビビってる。




「女子寮は男子寮と建物は同じだけどエントランスは別だから間違えないように。昼間は渡り廊下で男子フロアへも行けるけど夜はそこが封鎖されるからね。」





その後は時雨による寮のルールやらなんやらを説明し生徒一人一人にメールで部屋番号を送信した。

まあ、私の同室者は1年特進の女の子って必然的にそうなるんだけど。




そして幽はというと、、



「君たちは死す！！！！！」





特進クラスの男子3人にとんでもないことを吐き捨てロビーを出て行った。





「え？あの人まじでやばい人？」



「ああ、彼の言うことはあまり気にしなくていいですよ。」



「いや、とても不謹慎なこと言われたのですが…」



「彼は呪術とか占術の名家だからそのままの意味で捉えることはないよ。」



「いやいや、そのままの意味でも充分説得力ありますけど！？」




もともとヤバかったけど柳と別れてから周りに当たることも増えたかなぁ
あまり詳しいことは知らないけど。




「じゃあ私も寮戻っていい？もう仕事終わったよね？」



「はい、良いですよ。志部谷はすでにもうどこか行ってしまってますし。」



「はーいお疲れ。時雨も適当に帰りなよ。日本人マジで働きすぎ高校生で仕事に忙殺されるってどうよ。」



「はいはい、俺のことはいいから早く帰ってください。」






とか言って時雨は働くことをやめないんだろうな。
あの調子で倒れたりしないみたいだから止めようもないし。

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