【d!】平和に過ごしたかっただけなのに？！ (ページ2)

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突然の悲劇ページ2

いつものように帰ると何故か扉が開いていた。
寒気がした。
真っ暗の部屋。
やけに静かの廊下。
不安がありながらもリビングに行くと俯いている母さんの姿。
『ちょ、母さんいるんなら電気つけなよ～！』
というと母さんは目が真っ赤。
泣きながら母は私の手を掴んで震えながら言った。

「お父さんが亡くなったの…」

意味がわからなかった。
父さんが？どうして？朝は元気にしてたやん？
母さんは泣きながらも途切れ途切れで説明してくれた。
「お父さんね、たまたまコンビニ行ってたらね、ナイフ持った人が来たんだって。薬とか使ってる人だったらしいんだけどね。老人に襲いかかってね、お父さんが庇ってね、何回も刺されちゃったの。その後その人は捕まったけどお父さんは…手遅れだったんだって。」

父さんは、人を守って…死んだの？
そんなにあっけなく？

その後

僕はどうなったかわからなかった。
多分葬式とか警察署とか色々行ったんだよね。
今後について母さんとも話して、
親戚の方に一旦行こうって。

僕は、何故か泣かなかった。
いや、泣いちゃダメな気がした。

部屋に入ると小さな袋があった。
小さな紙に「父さんからのプレゼント」って。
コンビニの今限定のプリン。
ぐちゃぐちゃだったけど
美味しかった。
あぁ、
確か僕が食べたいとか言って
今日買ってくるねって父さん言ってたな。

僕…のせい？

僕が言わなければ、
こんな事にならなかった？

父さんは、死ななかった？

僕のせい、僕のせい、僕の…せい。

一粒だけ涙が流れた。

ふと仲間の声が聞こえた気がした。

「大切なものを失ったら他のものは守らないといけないゾ。」

あぁ、こんな落ち込んでる暇ないんだ。
さっき母さん引っ越すとか言ってたかな。
だったら早く準備して母さん手伝わないやん。

泣いてる暇なんて

ないんや。

僕は涙を拭いて母さんに少し大きめに声を出す。

『母さん～！段ボールどこ？』

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黒豆です！
いきなりシリアスすぎません！？！？！
た、多分この後はまだ明るいですよ！うん！
グ「お前ハッピーエンドが好きじゃないのか？」
えっ、大好き！大好き！だから大丈夫！！
ト「めっちゃ心配やわ…」
えぇ、だ、だ、大丈夫だよー！

では次回で！