箱入り娘の正体は、鬼殺隊の────･･･【鬼滅の刃】

◆49◇ ページ49

・



『？』



翡翠は、先程もらったカステラを頬張る




善逸「し、師範代の懐かしいって･･････」

『アレには、嘘・偽りは無しです』

善逸「･･･」

『？』





ｺﾝｺﾝ





『！』




窓をくちばしで叩く鎹鴉





ｶﾞﾁｬﾝ





『どうしたの〜』

「電報ダ！！」

『電報･･･？』




鎹鴉の足に結び付けられた紙




『誰からでしょうか』

善逸(まさか･･･)

『･･･師範代？ (どのような内容でしょう)』






ﾍﾟﾗｯ









鎹鴉「？」

『し、師範だｯｯ･･･』

善逸「翡翠ちゃん！！！」

『！？』





ガバッと善逸は翡翠に抱きつく




善逸「見ないでｯｯ･･･」

『ぜ、え、！？』

善逸「その電報はｯｯ･･･！！」

『な、え、な、はっ･･･？！』

善逸「翡翠、ちゃん･･･！ ねぇ、俺ね･･････」

『っ？』

善逸「思い出したんだｯｯ！！ ごめんねぇ！！！」






ｺﾝｺﾝ






伊之助「だぁぁぁあ！！！」

善逸「ひゃあ！？」

伊之助「何してんだ！？ 勝負か！？ 混ぜろ！！」

禰豆子「うー！ (翡翠ちゃん！！)」

『ね、あ、禰豆子ｯ！？』





ｷﾞｭｯ






禰豆子「うー！ (早く治ってねー！)」

『あ、ありがとっ･･･！』






伊之助「勝負だぁぁぁぁあ！！！」





ｶﾞﾁｬﾝ





アオイ「あ、い、伊之助さん！！ 治ってないんですから！！！」

伊之助「良いじゃねぇかよ！？」

アオイ「ダメです！！ しのぶ様呼びますからね！！！」

善逸「会えるの！？」

アオイ「いや、あの」

禰豆子「うー？」

アオイ「と、とりあえず！ 伊之助さんは退出してください！！！」




グイグイと伊之助のことを押す





伊之助「うがぁぁぁ！！」





ﾊﾞﾀﾝｯ




禰豆子「うー」

善逸「可愛いねぇぇぇぇえ！！！！！！」





ｶﾞﾀﾝｯ





善逸「え、え？ どこ行くの！？」

『･･･っ』

禰豆子「うー？？」

『内緒っ』






嘘だ







善逸(な、なんだ？ 複雑な音･･･)









ｶﾞﾁｬﾝ









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