1-3 old story ページ3
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ぺたぺたとなれない足で砂浜を歩く。
変な感じ
あの大きい家まで歩いてみようかな。
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ｺﾝｺﾝ
リドル「･･･？」
ｶﾞﾁｬﾝと窓を開ける
リドル「･･･？ 誰？」
『あの、えと･･･ね、えーっと･･･』
リドル「？」
『あそぼ･･･？』
リドル「え、でも今は･･･」
『ダメなの･･･？ 何か、してるの･･･？』
リドル「自習･･･ママが･･･」
『･･･』
リドル「す、少しだけ、なら･･･」
『！』
リドル「名前、なんて言うの･･･？ ボクは、リドルだよ」
『名前、名前･･･』
なんだっけ、思い出せない
リドル「分からないの･･･？」
『う、ん』
リドル「じゃあ、ボクが名前付けてあげる！」
『え･･･いいの？』
リドル「うん！ そうだなぁ･･･」
『･･･』
リドル「何か好きな物あるの？？」
『え、と･･･』
リドル「ないなら、ボクの食べてみたい物の名前から取るね！」
『･･･うん！』
リドル「苺のタルト･･････イチゴ！ イチゴだ！」
『イチゴ･･･』
リドル「うん！」
『嬉しいなぁ！』
チラリと時計を見る
リドル「あ、もう･･･！」
『じゃあ、明日も来るね！』
リドル「うん！！」
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─浜辺─
「どうだったかい？ その足は」
『！』
「楽しかったかい？」
『うん！ 楽しかった！！』
「良かったねぇ、アンタも立派な人間になれたわけだ」
『人間･･･！』
「じゃあね」
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作者名：*天夢-ｱﾒﾕﾒ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11e53d16ff1/
作成日時：2020年6月7日 0時
