ハマのヤクザの妹には、"幸せ"が無い。 【ヒプノシスマイク】

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ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



三郎「桜華さん、終わりました」

『分かった。 シブヤ駅にて集合ね』



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ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ



『二郎？』

二郎「あ、桜華さん！」

『シブヤ駅にて集合なんだけど、来れる？』

二郎「はい！」

『それじゃあ、駅で』



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─シブヤ駅─




「あ、お前！」

「碧棺左馬刻の妹だろ！！」




バレた




『･･･違います』

「嘘つけ！」

『髪の色、違うじゃ無いですか･･･』

「目の色は同じだろ？」

『確かに、そうですけど。 そんな人いっぱい居ますよ･･････』

「居ねぇよ！」

『･･･違いますって』






二郎「あ！ 桜華さん！？」








『あ、二郎』









「Buster Bros の二郎じゃねぇか！？」

『･･･』





しまった。巻き込む訳には行かない





『･･･二郎、三郎とここで待ってて』





致し方ない







二郎「桜華さん･･･！」







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「やっぱり、碧棺左馬刻の妹じゃねぇか！」

『･･･あたし、マイク持ってないの』

「あ？ じゃあ──────」




ﾊﾞｷｯ




『喧嘩しかないの。 ごめんなさい』




「はっ？ どこに、そんな力が───」





ﾄﾞﾝｯ




『ハマの番長。 それは、あたしなの。 ごめんなさい』






強くなれば、お兄ちゃんに見て貰えるって





頼って貰えるって、話しかけて貰えるって




ずっと、信じてた。




だけど、その分家事が疎かになってしまった。





一郎や二郎、三郎･･･他の人も褒めてくれるけど




お兄ちゃんからは、褒められない。





当然だよね。





あたしの作った物、口に運んでくれないから。




合歓のは、運ぶよね。 美味しそうに食べてる。






悲しい、なんて思っては駄目なの。







煙草を吸えば、忘れられる。







ストレス発散方法なの。

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